11月26日に16年ぶりとなる写真集『Just as a flower』を発売した女優の長谷川京子さん。そのテーマは「家庭がありながらも出会ってしまった不可抗力な恋愛」という意味深なもの。美しすぎる体を大胆に披露していることも話題になっていますが、そこには40代の一人の女性としての深い思いが込められていました。
(この記事は2019年11月23日に掲載されたものです)
20代の頃から色気は自分にとって絶対的なもの
濡れた布で覆っただけの胸、上半身裸体の後ろ姿……。
最新写真集で、思わずため息がこぼれるような美しい体を惜しげもなく披露している長谷川さんですが、驚くことにこの体は、今回の撮影に当たって作り上げられたものではないそう。
「ずっとジムに通っているので、写真集のために大きく変えたということはないんです。ヒップは重点的に鍛えましたけど、それも撮影の2、3週間前から。むしろリラックスした状態で撮影にのぞめるようにと、今まで通りの生活をするよう意識していましたね。だから本当に、何も繕っていないというか。もちろん写真のセレクトはしていますが、修正もほとんどおこなっていないので、本当にリアルな私と言えると思います。ただ、普段はもう少しプヨッとはしていますよ。そこは、見られている意識で引き締まった部分もあると思います(笑)」
写真集のテーマは「家庭がありながら出会ってしまった不可抗力な恋愛」というもの。長谷川さん自身も家庭を持つ身であるだけに、どのようなメッセージを伝えたいと思っているのか、気になるところです……。
「このテーマはスタッフさんが作られたもので、私は全く同意してないんですよ(笑)。でもオープンな何かより、ちょっと隠れた中から醸し出される背徳感とか色気というのは、私も求めていたところなので、それを言葉にしたらこのテーマになるのかな、と。してはいけないこと、でもどうしようもなく抗えなく踏み込んでしまったことって、一番色っぽいですからね」
それは、既婚女性の恋愛は決して否定しない、という言葉にも聞こえてしまいますが……。
「そうですね。まあ後々何を言われるか分からないので明言は避けたいと思いますが(笑)。でも、結婚をしていても一人の女性でありたいという気持ちには共感しますし、その気持ちを抑える必要はないと思っています。決して『率先して恋をしましょう』というわけではないですけど、やっぱり恋をしている人って綺麗ですからね。こればかりは、どんなに美容にお金や手をかけても敵わない何かが絶対にある。
だからちゃんと常識さえあれば、無理に抑え込まなくていいと思うんです。ただ、その常識のラインがどこなのかって話はありますけど」
昨今はドラマでも、夫がいながら年下男性と恋に落ちる主婦や、秘密の恋へと道を踏み外していくキャリア女性など、妖艶で色気溢れる役を演じることが多い長谷川さん。それに伴いセクシーさの部分ばかりが注目されがちですが、自身はそのことをどう思っているのでしょう?
「私は昔から女性のそういう部分が本当に好きで。20代の頃から、憧れる女優さんは色気のある人ばかりでしたし、自分もスタイリストさんに洋服をオーダーするときは、絶対に『品と色気があって……』という言葉を使っていたほど。それくらい色気って、変わらず自分にとって絶対的なものなんです。
ただ、それを出せる場が今のほうが増えてきただけ。時代的にも、自分的に求められることが多くなったという点でも。だから、そろそろいいかなと思って、今様子を見ながらちょっとずつオープンにしていっているところです。
ただ新しい一面を出すと、どうしても見てくださる方の意識はそこに偏りがちになるので、そこはバランスを取りたいなと思っています。やはり、そこだけではないですから」
未公開オフショット
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