「タヌキとキツネ」ご存じですか?
もうすぐ大晦日ですが、年越しそばの話題ではないのです。
「タヌキとキツネ」というキャラクターを、みなさまはご存じでしょうか?
『タヌキとキツネ』は、漫画家・アタモトさんによる作品です。Twitterに投稿していたWeb漫画が話題をよび、書籍化もされました。
作者・アタモトさんのツイッターアカウントはフォロワー数60万人を越え、『タヌキとキツネ』のコミックスも累計100万部を突破する、大人気作品です。
タヌキ
のんびりしていて、すこしおっちょこちょい。
たくさんの仲間とタヌキ山に住んでいる。
キツネと遊ぶのが大好き。食べ物も大好き。
キツネ
いつもタヌキにちょっかいを出しているいたずらっこ。
タヌキと遊ぶのも嫌いじゃないけど、なかなか素直になれないあまのじゃく。
ちょっぴりぬけてるタヌキと、ちょっぴりいじわるなキツネ。
お山で暮らす2匹はとっても仲良し。
他にも、いつも一匹でいる無口なオオカミ(なぜかタヌキになつかれている)や、タヌキ&キツネと遊びたいのに力が強すぎて失敗しがちなクマ、月にすんでいるウサギや、いたずらなトリなど、たのしい仲間がいっぱい。みているだけでほっこり癒される、フルカラーコミックです。
タヌキとキツネと一緒に、名言をお勉強!
この記事では、「タヌキとキツネ」が世界の名言を紹介してくれる書籍『タヌキとキツネ 偉人の名言』から、この一年をふりかえり、来年をポジティブな気持ちで迎えるのにピッタリな、7つの名言をご紹介いたします。
古今東西の偉人の名言は、これまでの自分を反省したり、新たな目標をたてるとき、きっと心の支えになってくれるはず。
それに、何かと集まる機会の増える年末年始ですから、ちょっとした話題のネタとして知っておけば、きっと会話もはずみます!
さあ、「タヌキとキツネ」と一緒に、Let’s Study!
【1】もし今日が人生最後の日だとしたら、
今やろうとしていることは本当に自分のやりたいことだろうか?
スティーブ・ジョブズ(1955~2011)
今年9月に発売されたiPhone11シリーズは、3つのカメラが搭載されたiPhone11 proをはじめ、その高性能が話題になりました。また、国内最大規模のフラッグシップストアとしてapple丸の内がオープンしたのも記憶に新しいですね。
アップル社の共同開発者の一人であり、IT界のレジェンド、スティーブ・ジョブスが残したのがこの名言。
今日という日は二度と戻ってこないから、無駄にしないように過ごしたい。
タヌキとキツネは遊んでばかりいるようにみえますが、彼らにとってはこれも、かけがえのない日々なのかもしれません……!
【2】天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず。
福沢諭吉(1834~1901)
あまりにも有名な、福沢諭吉の名言です。
1万円札の顔としておなじみの福沢諭吉ですが、慶応義塾大学の前身となる蘭学塾を創設した、教育者であり思想家でもありました。
この名言は、『学問のすすめ』の冒頭として知られていますが、この言葉の後に、「学ぶことの大切さ」を説く文章が続くのは、意外と知られていないかも?
今年は、#KoToo運動をはじめ、女性差別や男女格差についての問題が特に注目を集めた1年でした。男女格差以外にも、世の中にはたくさんの格差や不平等の問題があります。諭吉の言葉にならって、私たちみんなが学びをすすめ、2020年は今よりもっと差別や格差のない世の中にしていきたいですよね。
【3】葉のためには枝を、枝のためには根を養え
渋沢栄一(1840~1931)
2019年は、新紙幣が発表された年でもありました。
こちらは、新しい1万円札の顔となる渋沢栄一の名言です。
渋沢栄一は日本に株式会社を導入し、第一国立銀行を設立しました。2021年(令和3年)には、渋沢栄一を主人公としたNHK大河ドラマ『青天を衝け』も放送予定です。(新紙幣は2024年をめどに発行予定)
葉は枝から、枝は根から栄養をもらって成長します。基礎からしっかり積み上げれば、きっと大きな木が育つ、という意味が込められたこの言葉。
「王子製紙」や「帝国ホテル」、「みずほ銀行」など、たくさんの企業の設立に関わり、「日本の資本主義の父」とばれる渋沢栄一ならではの名言といえるでしょう。
【4】顔をいつも太陽のほうにむけていましょう。
影なんて見ている必要はありません。
ヘレン・ケラー(1880~1968)
目と耳に障害をもちながらも克服し、福祉の発展に尽力したヘレン・ケラーの名言です。
彼女が大きなハンディキャップを乗りこえることが出来たのは、こんなふうに、前向きな気持ちを持ち続けていたからなのかもしれません。
この一年をふりかえると、反省することばかり……と落ち込んでいる人には、特におすすめしたい言葉です。自分自身をはげますだけでなく、くじけそうなお友達がいたら、ぜひ教えてあげてくださいね。
ほら、キツネもタヌキに、教えてあげたみたいですよ。
【5】大切なことは勝つことではなく、参加することである
クーベルタン(1863~1937)
「近代オリンピックの父」と呼ばれるフランスの教育者、ピエール・ド・クーベルタン男爵。国際オリンピック委員会(IOC)を組織し、近代オリンピックの第1回を開催した立役者、クーベルタンによるこの名言は、誰もが1度は聞いたことがあるはず。
2020年はオリンピックイヤー。会場で応援するのはもちろん、家でくつろぎながら観戦するもよし、スポーツバーでワイワイしながら応援するのも楽しそう。どんなスタイルで見るにしろ、この日のために、厳しい練習を重ねてきた選手たちが奮闘する姿は、勝っても負けても素晴らしいものです。
もし、オリンピックの種目にバンジージャンプがあれば、タヌキだって参加できたかも?
【6】強いものが生き残るのではない。
変化に適応したものが生き残る。
ダーウィン(1809~1882)
『種の起源』で知られるイギリスの博物学者、ダーウィンの言葉です。生物は、単純な生物からじょじょに進化して今の形になったとする「進化論」を提唱しました。
社会も、技術も、カルチャーも……私たちをとりまく環境が、猛スピードで変化していく現代。環境の変化に適応したものだけが生き残っていけるという「進化論」の考え方は、今を生き抜くヒントになるでしょう……って、あれ? この寒さで、タヌキとキツネは、モッフモフの冬毛に変化したみたいですね。とっても暖かそう!
【7】初心忘るべからず
世阿弥(ぜあみ)(1363~1443)
最後にご紹介するのは、およそ600年ほど前に能楽者として活躍した、世阿弥(ぜあみ)が残した言葉です。「はじめの志(こころざし)」の大切さを教える名言として、誰もが聞いたことのある名言でしょう。(世阿弥の説く「初心」には様々な意味合いがあるそうです)
なにか新しいことを始めるのはワクワクするものですが、いつまでもその気持ちを忘れずにいられたら、ステキですよね。タヌキはお絵かきに挑戦しているようですが、初心を忘れず楽しくつづけられるよう、ぜひ、がんばってほしいですね!
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いかがでしたか? 皆様にとって、この一年をふりかえり、2020年を明るく迎えられるような名言は、見つかりましたでしょうか。
ここで紹介した以外にも、『タヌキとキツネ 偉人の名言』には、やる気みなぎる偉人の名言がいっぱい! きっとアナタにぴったりの名言がみつかるはずです。ぜひ、手にとってみてくださいね。
試し読みをぜひチェック!
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『タヌキとキツネ 偉人の名言』
有沢ゆう希:著 アタモト:原作・イラスト
大人気キャラ「タヌキとキツネ」の
かわいいイラストといっしょに 偉人の名言を楽しもう。
エジソン・アインシュタイン・ガンジー・荘子・坂本龍馬―――
古今東西の偉人の名言を、わかりやすく紹介します。
読むだけで心がいやされる、ほっこり楽しいお勉強ブックです。
タヌキとキツネ 公式サイト
アタモト 公式ツイッター @atamotonu
【本日の #タヌキツ名言】紹介中!
講談社児童図書編集チーム 公式ツイッター @Kodansha_jidou
(C)アタモト/Frontier Works Inc.
構成/北澤智子
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