自己プロデュース能力の高さ、お片付けの重要性にハマること請け合い!
「番組では毎回、片付けられずに困っているアメリカ人家庭のおうちにこんまりさんが登場して、・洋服→・書類→・小物(英語でもKomonoと翻訳されていました)→・思い出の品、の順番に「ときめくかときめかないか」という基準で捨てるものとキープするものを選んで断捨離を進める「こんまりメソッド」によって片づけて行く、という流れ。
まず私がツボったのは、こんまりさんが「ときめく」という感情を表現する際に行なう、「キュンっ♡」というぶりっ子ポーズ(まいっちんぐマチコ先生をイメージしてください)。まさか世界で配信されるNetflixの番組で、片手で指を差し片足をあげる、聖子ちゃんも真っ青な昭和のぶりっ子ポーズが見られるとは(笑)。
鑑賞後には家にも家族にも『劇的ビフォーアフター』のリフォーム後のような変化が現れ、観ている側もスッキリとした気持ちに。観ていると「私の部屋は果たしてときめくものに囲まれているのだろうか?」と自問自答したくなり、自分の部屋も片づけたくてうずうずして来ます。それともうひとつ、この番組が人気の要因として「普段は見られない、他人の家庭の散らかった様子」を覗き見している感覚が得られることも大きいと思います。よそのおうちにお邪魔しても、ぐちゃぐちゃのクローゼットの中まではあまり見られないけど、この番組では人が持つ、その密かな野次馬根性が堂々と満たされてしまうのであります(笑)」(さかいもゆるさん)
さかいさんの【「こんまり」が米国でブレイク!片付け番組がNetflixで大ウケの理由】記事はこちら>>
英国王室を身近に感じさせる、ある一人の女性、一組の夫婦の成長記録
「個人的に、このドラマの見どころはふたつあると思います。ひとつは、王室の「ASAYAN」感(たとえが古くてアラフィフ世代にしかわからないかも!?)。
まだ右も左も分からない新米女王時代、王室と政界のじいさまたちによる古い慣習や男のプライド、わけのわからない忖度などを押し付けられ、女王の立場と家族への愛情との板挟みに苦悩しながら、一国の長として成長を遂げていく姿には、その昔、モー娘。を輩出したオーディション番組「ASAYAN」で、出演者たちが成長していく様をハラハラしながら見守ったときのような感覚にさせられます。
そしてもうひとつが、若い夫婦の成長記録としての側面。新婚時代はとても仲の良かったふたりが、エリザベス女王の女王という立場のために徐々に夫婦仲がすれ違っていく様を見るのは、心が痛みます。
ふたりが様々な問題を抱えてもなお、夫婦として寄り添い生涯をともにして行く姿に、夫婦や家族、そして結婚とは何かということを、しみじみ深く考えさせられる場面が多々。イギリスのロイヤルファミリーをより身近に感じることができるドラマ『ザ・クラウン』、本当に面白いです」(さかいもゆるさん)
さかいさんの【英国王室ドラマ「ザ・クラウン」から、エリザベス女王結婚72周年に想いを馳せる】記事はこちら>>
※上記は過去に掲載された記事より内容を抜粋してご紹介しています。
●長谷川町蔵さん
アメリカのエンタメに見る、国内「LGBTQドラマ」ブームの「その先」
●さかいもゆるさん
アル・パチーノにデ・ニーロ。元祖スーツイケメン大集結のNetflixオリジナル映画「アイリッシュマン」
●中野円佳さん
Netflix『FOLLOWERS』を観て、蜷川実花さんにお礼を言いたくなった理由
●トランジット編集部
今までハマれなかった人に贈る、“進化した”韓流ドラマ厳選6本
●トランジット編集部
骨太、かつ面白い!いま韓国映画が“歴史”と向き合う理由
- 1
- 2
Comment