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皇后になられてから1年、雅子さまが人生の節目にイエローを選ばれる理由

令和の時代となり、雅子さまが皇后になられてから1年が経ちました。この間、雅子さまはさまざまなお姿を私たちに見せてくださいました。
優雅な晩餐会でのドレス、颯爽としたご公務のスーツ……ご婚約の頃から変わることのない着こなしは、まさに「雅子さまスタイル」。そのファッションも注目を集めています。
テレビなどを通じて、雅子さまファッションの解説で知られる皇室ファッション評論家の石原裕子さんに、雅子さまの装いの魅力を伺いました。

 

1996年6月、北海道をご訪問の際には黒のパイピングとイエローのコントラストが印象的なバイカラーファッションを主役に。小物は黒ですっきりと。 写真/JMPA・講談社


品格と知性あふれる雅子さまファッションの変遷>>

 

昨年、2019年5月4日の天皇陛下の即位を祝う一般参賀の日。
雅子さまはイエローのローブ・モンタント姿で皇居・長和殿のベランダにお出ましになりました。
そのお姿から、婚約会見の日の雅子さまを懐かしく思い出した方も多いのではないでしょうか。雅子さまは、人生の節目の折には必ずといっていいほどイエローのお召し物を身につけられるのです。
イエローといっても色味はさまざま。その時々のイエローを見ていきましょう。

婚約会見では爽やかで若々しいカナリイイエローのワンピース

 

ご婚約内定後の記者会見を終えた小和田雅子さん。帽子は皇室御用達ブランドのベル・モード特製。会見を終えてホッとされたような笑顔で、皇太子さまとお話を。1993年1月19日、東宮仮御所にて。写真/JMPA

「1993年1月の婚約会見の際にお召しのワンピースは、タイシルクのような光沢のある鮮やかなカナリイイエローの生地で作られていました。会場に姿を現した雅子さまは、まさに若さあふれる輝くような美しさ。テレビを観ていた国民は、たちまち雅子さまの虜になりました」

 

ワンピースの上に、同じ素材のガウンコートを羽織られています。クラッチバッグもローヒールのパンプスも同じ布で作られたそうです。1993年1月19日、小和田邸前にて。写真/小檜山毅彦

この時から、“雅子さまの勝負カラーはイエロー”といわれるように。
「このワンピースは角田(つのだ)明美さんによるデザインです。もともと角田さんは外交官夫人の服を作られていました。外交官夫人である雅子さまの母優美子さんがお世話になっていた関係で、雅子さまの洋服を手掛けるようになりました」

結納には黄金色に輝く大振袖のお着物で

納采の儀を終え、ご両親とともに天皇皇后両陛下へご挨拶を。1993年4月12日、皇居・車寄にて。写真/JMPA
帯は美智子さまが香淳皇后長子さまから贈られた丸帯を雅子さまに。古典的で初々しく、格式のあるふくら雀結びに。写真/小檜山毅彦

「納采の儀(結納)の際にお召しになったのは、おめでたい柄とされる瑞雲扇面(ずいうんせんめん)模様という雲と扇をあしらった黄金色の豪華な大振袖でした。真っ赤な平打ちの帯締めには、パールとゴールドの帯留めが輝いています。初めて拝見する雅子さまの風格のある美しいお着物姿に心を奪われました」

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