【今ブームのベランダ菜園】食卓がおしゃれになる失敗しないハーブ
家で過ごす時間のなかで、自然と触れ合う機会を与えてくれるベランダ菜園。
なかなか自由に外出できない今だからこそ始めてみましょう! ということで、家庭菜園のプロ・藤田 智さんに「6月から植えても間に合う野菜」や「家でつくれる意外な野菜」についてこれまで伺ってきました。
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今回は、料理がワンランクアップする名脇役・ハーブについて。藤田さん、家で簡単に育てられて美味しいハーブを教えてくださ〜い!
野菜と一緒に育てられるハーブがおすすめ
――買うとお値段もそこそこしますし、使いきれずに残ってしまうハーブ。家で育てやすいおすすめはありますか?
藤田「ハーブだと一番最初に植えていただきたいのが、バジルです。これはミニトマトと一緒に育てるのがおすすめ。そうすればピザとかパスタ、サラダにそのまま一緒に使えちゃいますから」
藤田「で、バジルを植えるときは、ミニトマトの苗の下がいいんです」
――え!? 下に植えていいんですか?
藤田「はい、大丈夫ですよ。バジルだとトマトを育てているプランターに3〜4株くらいは植えられるはずです。大体6月くらいからバジルの苗がお店に出てきますので、買って植えてください」
――トマトの下に植えるというのは何か意味があるんですか?
藤田「一緒の場所で育てられる作物をコンパニオン・プランツといいます。お互いにいい働きをして育てやすくなったり、一緒に育てても害がないからスペースの節約になりますね。トマトとバジルは一緒に育てやすい野菜です。そのぶんプランターに入る野菜が多くなるので、追肥をしっかりしてくださいね」
――ほかにそういう組み合わせで育てやすいものはありますか?
藤田「タイムとミニキャベツもいいですね。タイムの葉を2〜3週間に1回切って匂いを出すと、キャベツに虫がつきません。防虫効果を得ながら、一緒に育てることができるんです」
――面白いです!
藤田「コンパニオン・プランツじゃなくて単独で育てるにしてもバジルは育てやすいハーブです。あと、これからの季節にぴったりなのがレモンバームというミントの仲間のハーブ。名前のとおりレモンの香りがするのですが、これは生の葉っぱでも干してからでもお茶として飲めます。とてもいい香りがして心が落ち着きますよ」
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