ワードローブの大半が黒い洋服という人気スタイリスト川上さやかさん。デニムも最近はもっぱら黒色を愛用されているそう。お気に入りのデニムとその着こなしを教えてもらいます。
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川上さんが考える、ブルーデニムをはかなくなった理由
ここ2〜3年の間で、ブルーデニムはほとんどはかなくなり、代わりに出番が増えたのが「墨黒デニム」です。
「ブルーデニムがはけない……」と思った理由は3つ。
①大人にはカジュアルに見えすぎる
②大人っぽく見えるコーディネートに悩む
③そのときのトレンドのブルーの色の見分けが大変
年齢を重ねるとともに、ブルーデニムならではのラフ感がカジュアルすぎると感じるようになりました。自分とのチグハグ感があるので、それを埋めようと、大人っぽくコーディネートするのも手間がかかります。
また、デニムは、洋服の中ではかなりトレンドの移り変わりが早いので、淡色から濃色まで幅広い色味が揃うブルーデニムの中で、今はどの色味が流行っているのかを見極めるのも大変ですよね。たとえば、数年前はよくはいていた黄みがかったブルーデニムがもう今では古くさく見えてしまうように。
簡単におしゃれで大人っぽい雰囲気が叶う墨黒デニムとは?
そこで、私が頼りにしているのが「墨黒デニム」です。
真っ黒ではなく、少しだけウォッシュ感のある黒です。私が気に入っている3枚の「墨黒デニム」にも、色の濃淡に多少の幅はありますが、ブルーデニムと比べるとかなり狭い。
また、デニムの色が墨黒になるだけで、ブルーデニムよりはグッと大人っぽく見えます。「墨黒デニム」自体にカジュアル感が少ないので、コーディネートであれこれ工夫する手間がかからず、黒パンツのような気分でコーディネートできます。
そして、黒という濃色の効果のおかげで、体もすっきり見えるんです。
墨黒デニムのコーディネート実例
いくらジャケットと合わせても、ブルーデニムならここまでの落ち着いた雰囲気は手に入らないと思います。コーディネートもモノトーンでまとめるだけで決まるので、簡単です。
「墨黒デニム」は基本的にどれもハイウエストのものを選んでいます。そのため、ジャケットの着丈が長くても、バランスよくすっきり着こなせるのが利点です。
スタイリング・出演/川上さやか
ヘア&メイク/桑野泰成(ilumini.)
構成・文/高橋香奈子
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