スタイリスト、ミモレコンセプトディレクターの大草直子が着こなしのアイデアや日々の思いを綴ります。

世界的な、おしゃれに対する自粛モードや、もちろん実際に流通が止まり、コレクションなどが中止になったり形を変えたり。そもそも、サンプルや商品を作る工場がクローズしていたのだから。今年の秋冬のファッションはどうなるのかなあ、と思っていました。

 

案の定、大きな流行はなりを潜め、ニュアンスや印象、と言った新しい日常の流行に変わりました。
例えば「透ける」という流行。肌の存在感がシアーに映ることで、ツイードやジャカード、ウールのような厚手の素材が、なんだか軽やかに見えるから不思議。そして今っぽく見えるのもすごい。

なんか、今年の流行、リアルクローズを愛する私たちには良いんじゃないかな。色でもデザインでもなく、「少し透ける」というモード。

私は、基本、流行は2年待ってから取り入れるようにしています。そのくらい、「わかりやすい新しさ」になかなか手が伸びない。逆に、だからこそ「少し透ける」は、抵抗なし。

リトラルの砂色のカットソー。そして、まりこさんには「ラ ペルラのブラをほのかに透かして着てね」と言われたけれど、電車の時間が長いんで(笑)。周りへの配慮を私なりに考えて、ハンロのカップインキャミソールで着ている、マディソンブルーのニット。

はい、早速「透ける」、買いましたー♡

大草 直子

あれ。透けて見えないな(笑)。すみません。暗すぎたかな。マディソンブルーのニットに、アーレムのメガネです。先日48歳になりまして、お祝いしてもらいました♡
なんか、わかります? 本当にさりげなく透ける。身体にはりつかない絶妙なサイズ感も良いですよね。

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