人生で生まれて初めての経験“コロナ禍”により、これまでのおしゃれの常識が一気に変わり、これからどうやってファッションと付き合っていけばわからなくなっている人も多いかと思います。そこで今回は、ファッション本『おしゃれになりたかったら、トレンドは買わない。』の著者でもあるスタイリスト川上さやかさんに、コロナ前も、ニューノーマルなこれからの時代も、またトレンドがどうなろうと、変わらずにずっと愛用していくであろうアイテムについて教えてもらいます。
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4年以上はいているパンツはスティックパンツとワイドストレートパンツ
ファッションのトレンドが変わっても、コロナ禍でおしゃれの常識が変わっても、ずっと変わらずにはき続けているアイテムは、2本のパンツ。1本は細身の黒のスティックパンツ。もう1本はネイビーのフルレングス丈のワイドストレートパンツです。
著書『おしゃれになりたかったら、トレンドは買わない。』でも紹介しているのですが、私にとって着こなしの土台はボトム。コーディネートを考えるときも、いつもボトムから決めます。だから、着回しが効いて体型カバーができる信頼のパンツがあれば、着こなしに自信がもてます。
愛用歴6年!エムフィルのスティックパンツ
黒のスティックパンツは、エムフィルの「ボディシェル」というモデルです。6年以上前に初めて購入し、はきすぎてくたびれてきたので同じものを買い直し、こちらで2代目になります。小柄でも裾上げしなくてもいい裾丈ですし、小さめの34サイズから展開しているのもこのアイテムの魅力です。
「ボディシェル」というのは素材の名前に由来するのですが、程よいハリがあるので、体の肉感が気になりにくい点と、ほんのりとした光沢感でシャープに見える点が気に入っています。
また個人的に、トップスにはボリュームがあり、ボトムは細身というバランスが自分の体型をいちばんすっきり見せてくれると思うので、このスティックパンツを重宝しています。
黒のスティックパンツ、今年はこう着るのがおすすめ!
ワードローブの半分以上を黒のアイテムが占めているくらい黒アイテムが好き。なので、黒パンツを黒のトップスに合わせるコーディネートは出番が多いです。
今季はスポーティなアイテムを入れるのが気分なので、パーカを合わせて細身のパンツをラフに仕上げました。
ちなみに、エムフィルのこのパンツの代わりに、ユニクロの「スマートアンクルパンツ」をはくこともあります。
愛用歴4年!ロクのワイドストレートパンツ
同じパンツでも、細身のスティックパンツとは違うバランスで着られるワイドストレートパンツ。着こなしに幅が出るので、両方のタイプを持っておくと便利です。
こちらは太すぎないワイド気味のストレートシルエットで、脚がすっきり見えるのがお気に入り。色違いのスモーキーピンクも持っています。
ちなみに、身長が154cmなので、こちらのパンツは裾上げをしました。
ネイビーのワイドストレートパンツ、今年はこう着るのがおすすめ!
詳しくは、著書『おしゃれになりたかったら、トレンドは買わない。』に買いているのでぜひ読んでいただけたらうれしいのですが、私自身、そのシーズンのトレンドに合わせて、着こなしをころころと変えるタイプではありません。なので、シンプルなクルーネックニットと合わせるのは、昨年と冬と同じ。
今年気になっているネックレスを合わせたり、リラックス感のあるバッグを合わせたりと、小物で変化を加えて、長年愛用しているパンツを新鮮な気分で楽しんでいます。
身長154cm。スタイリスト川上さやかさんの小柄ファッション理論
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※掲載のアイテムはすべて本人私物です。現在は販売していないアイテムもありますのでご了承ください。
スタイリング・出演/川上さやか
ヘアメイク/桑野泰成(ilumini.)
構成・文/高橋香奈子
この記事は2020年10月17日に配信したものです。
mi-molletで人気があったため再掲載しております。
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