【紀子さま秘話】結婚前に母がメガネをキラリと光らせて言ったこととは?
11月8日、秋篠宮さまが皇位継承第1位の「皇嗣」になられたことを内外に広く伝える「立皇嗣(りっこうし)の礼」が行われました。当初は今年4月に行われる予定だったこの儀式は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で延期されていたのです。
1990年に天皇家の次男、礼宮(あやのみや)さまが紀子さまと結婚されたのを機に、秋篠宮家は創設されました。それから30年の月日がたち、このたびの儀式を迎えることとなったのです。
30年前のご結婚の日、秋篠宮さまは25歳、紀子さまは24歳。初々しいご夫婦の誕生は国民を驚かせる明るいニュースとなりました。何しろすべての皇族の中で、自分で結婚相手を見つけて直接プロポーズをした男性は、礼宮さまだけだったのですから。
では、時計の針を巻き戻して、礼宮さまと紀子さまの恋のお話をいたしましょう。
「オールウェイズ・スマイル」で育った紀子さま
礼宮さまが紀子さまとご婚約されたころのことです。
学習院大学教授を父に持つ紀子さまは、当時、学習院大学教職員用の共同住宅にお住まいでした。一般のご家庭からのお輿入れということから、「3LDK(70平方メートルほど)のプリンセス」と呼ばれ、国民から温かく迎え入れられたのです。
1990年1月12日、東京目白にある学習院住宅の川嶋家で、一般の婚約にあたる納采の儀が執り行われました。川嶋家では、8畳のダイニングキッチンに金屏風を飾り、真新しいカーペットを敷いて準備を整え、使者をお迎えしました。
ご婚約に際し、紀子さまのご両親が記者会見されました。紀子さまは、父の川嶋辰彦さんの仕事の関係でアメリカやオーストリアで暮らしたご経験のある帰国子女です。
辰彦さんは記者団に対し、
「(いろいろな国で過ごしましたが、娘は)オールウェイズ・スマイルでのびのび育ててまいりました」
と、笑顔でお答えになりました。
すると、それを隣で聞いていた母の和代さんが、メガネをキラリと光らせて、
「あまり自由すぎるのもどうかと存じます。私はある程度の規制をもって育ててまいりました」
と、静かにおっしゃったのです。
紀子さまがどんなときにも絶やさない優しい微笑みは、父の辰彦さんのお育てによるもの。そして、いかなる国の方々とも節度をもって正義正しく振る舞える育ちの良さは、母の和代さんのしつけのたまものなのでしょう。
紀子さまブームになった可憐な笑顔
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①、② 写真/講談社
③〜⑨ 写真/JMPA
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