私が1年で一番好きなホリデーシーズンはクリスマスです。
中でも12月の初めのパリが一番好きです。
街中にクリスマスのデコレーションが飾られ、シャンゼリゼ通りのイルミネーションが点火され、アパルトマンの窓からも家々のクリスマスツリーのライトが点灯しているのが見られます。
冬の冷たい空気がキラキラ凍りついたような夜に、クリスマスマーケットで買ったホットワインを片手に街を歩いた後、ル・ムーリスかオテル・ドゥ・クリヨンのバーで、家族や友達とマティーニを飲むのです。
もちろん今年のクリスマスはコロナウイルスのため、私はここ、ポルトガルの田舎にいます。
幸いにも私の住むワイナリーのコンパウンド(集合邸宅)には数組の仲良しカップルがいますので、お互いの家に招き合います。
いつもは長靴にジーンズでのお付き合いも、このシーズンには少しおしゃれをして集まります。
簡単で間違いのない、ホリデーシーズンのドレスアップはやはり黒です。
そして少しは肌を露出することも大切です。大人の私達、特に私のような60歳を過ぎているような人がセクシーにするのは痛々しい限りですが、1カ所だけ、例えばVネックにあいたデコルテや、足首だっていいのです。
いつもと違うことが肝心です。
私は特に薄手のカシミアニットが大好きです。
温かく、体を優しく包んでくれる感触が、冬のおしゃれの基本です。
ニットはシルクのようにフォーマルにならないので、ホームパーティやカジュアルな集まりなどにはぴったりの素材です。
今回選んだ1枚は、チェザレ ファブリのトップス。背中が大きくあいています。
もう1枚はサン ローラン。これは胸元に2つのゴールドのクリップがついていますが、開けて着るようになっています。
チェザレファブリの背中のあいたトップス、サン ローランのチュニックセーター
合わせるボトムはこちら。クロエのパンツに、ドリスヴァンノッテンのスカート
【写真】熊倉さんの年末年始のドレスアップ
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