こんにちは。ミモレエディターの幸山梨奈(こうやまりな)と申します。ミモレでは珍しい(!?)裏方な私なので、担当している企画をご紹介しながら、2020年を振り返りたいと思います。
ミモレがスタートしたのと同時に始まった連載「おしゃれのヒントは、やっぱり街にある SNAP! SNAP!」。私が担当するようになったのは約1年半前から。2020年は自粛期間の2か月は撮影をすることができませんでしたが、それでも年間150人くらいの方にご登場いただいています。出演者してくださっている方々はもちろんですが、フォトグラファー目黒智子さんなしでは成立しない連載です。出てくださるのは写真映りが気になる年頃、アラフォー以上の婦人たち。彼女たちが自分史上ベストな写真を撮ってくれると厚い厚い信頼を寄せているのが目黒さんなのです(ミモレ編集室でプロフィール写真の撮り方の講義もしてくださいましたね!)。SNSには#目黒盛りなんてハッシュタグがあるとかないとか……。
さて、そんなSNAP! SNAP!ですが、地味にアップデートされています。ひとつはヘアサロンと担当者を掲載するようになったこと。服をどこで買って、どうコーディネートしているかと同じくらい、おしゃれな人が行っているヘアサロンや担当者って気になりますよね? 出演してくださる皆さんにヘアサロンのことを尋ねると、ファッション以上⁉に熱くこだわりと教えてくれるのが印象的で。ファッションにスタイルがある人は、やっぱり髪型にもスタイルがあるんですよね。そして今買えるアイテムにはオンラインストアのリンクが貼られています。2020年はコロナ禍でオンラインストアでのショッピングがぐっと身近になりましたよね。ぜひ気になったものはリンク先に飛んでチェックしてみてくださいね。
もうひとつ担当している連載が「浜島直子の今はまじ!」。大人気モデルにして、ラジオパーソナリティ、絵本作家、そして2020年は文筆家としても大活躍だった浜島直子さんの連載です。
今年前半はコロナ禍で撮影や対面での取材ができず、リモート取材が続きました。その中で、はまじ愛用の調味料やレシピを紹介してもらったことも。どれも多くの方が興味を持って買って下さったようなのですが、中でも徳造丸の「秘伝の煮汁(しょう油味)」はメーカーの方がびっくりするほどの売れ行きだったとか。でも、皆さんが買いたくなる気持ち、わかるんです。だって、はまじって素晴らしいものを知っているし、本当におすすめ上手! 私も煮汁はもちろん、「ソネングラス」、絵本「アンジュール ある犬の物語」
「カルデサック 消臭スプレー」「PACHAMAMAのフォンダンカカオ」などなどをちゃっかり真似して買っちゃいましたから 。
やっと自粛期間が明けての初めての撮影だったのが、大草ディレクタースタリング提案の「清潔なセクシーを纏う」でした。大人の女性にとって気づきの多い提案でもあったし、新しいはまじの一面を見ることができたし、ひさしぶりの本格的な撮影でもあり、とっても感慨深い特集でした。年齢を重ねると「自分は●●な人」と自分も周りも定義しがちですが、そんなことはなくて、誰もが一面ではなく、さまざまな自分を持っているし、それこそがその人の魅力なんだなあと。
撮影された写真は、いつもの満面の笑みのはまじとは違う、少し憂いや影のある表情が多めでしたが、シャッターが止まれば、笑いとおしゃべりが止まらないにぎやかな現場。撮影が終わらないんじゃないかとやや不安になるほど盛り上がっていた話題は何かというと、占いネタ。みんな好きなんです、占い。
コロナ禍だったからこそ生まれたものといえば、ますます盛り上がっているインスタライブも。ミモレではかなり前から始めていましたが、2020年はブランドとのコラボライブもたくさん開催しました。寒さが厳しくなった今の時期に見返して欲しい、日本のダウンブランド「フェーバー」と福田麻琴さんとのコラボでインスタライブ。そして2020年という過酷な一年を乗り切ったご褒美を探している人におすすめのダイヤモンドジュエリーをピックアップした「フォーエバーマーク」とのコラボインスタライブなどなど。なかなかお店へ足を運べない時期だからこそ、動画で、生配信だからコメントでやりとりできるインスタライブって、やっぱりいいなと改めて実感しました。
ちなみにファッションと同じくらい食べることも好きなので、川上ミホさん&バタやんの「新米と地ビールでかんぱいライブ」in 軽井沢!にはカメラマン役を買って出て、おいしいお料理をいただいてきました♡ このときに教わった、花椒を使った「自家製なめたけ」と「だいこん漬け」はすでに5回くらいリピート。簡単でお酒のつまみにぴったりなので、年末年始のお時間のあるときにぜひ作ってみて下さい。
そういえば、2020年は大草ディレクターの新刊『飽きる勇気 好きな2割にフォーカスする生き方』の宣伝のお手伝いもしていました。そのためゲラをいち早く読ませてもらい(役得!)、新刊紹介の記事を作成したり、他メディアに大草ディレクターの取材を依頼し、その現場に立ち会ったり。いつもは取材する側なので、逆の立場がとても新鮮だったのと、他メディアの方の視点で取材され、それに答える大草ディレクターの言葉もとても興味深くありました。
ちなみに『飽きる勇気』の中で、いちばん響いたのは(大草ディレクターと川良編集長のインスタライブでお互いの響いたところを紹介していたので真似して私も)、166ページ「ビジョンを持ち、逆算して行動する未来への段取り力」のところ。私に圧倒的に足りないのはこれだなあと痛感しました。『飽きる勇気』は読むと心が軽くなったり、モヤモヤが解消されたり、そんな本でもありますが、これから生きていく上で自分に足りないこと、必要なことを教えてくれる本でもあると思います。どんな状況下の人にも寄り添ってくれるし、人生を前進させてくれる本。ぜひまだ読んでいないという方は年末年始のお時間あるときに読んでみて下さいね。
すでに2021年の企画もいろいろと進行中。意外に人気があったブランドを深掘りするファッション特集や春に向けてコラボアイテムも。皆さんに楽しんでいただけるといいなあと思いながら……。2021年もどうぞよろしくお願いします。
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