ここしばらくファッション界はカジュアルブーム。ビッグシルエットでメリハリのない着こなしや、ラフすぎるファッションが似合わない「アラフォーコンサバ好き」ファッション編集者はずっとモヤモヤしていました。ですが、偶然見かけたある姉妹のファッションに、無理してカジュアルにしなくてもいいのか!と気づきました。そんな着こなしと、おしゃれ姉妹が何者なのか、紹介したいと思います。
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シックでセンスがいいお揃いコーデ
このコーディネートの写真を見たとき、「わぁ、素敵!」と声が出るほどときめきました。コートに同色の靴を合わせたとてもシンプルなコーディネートですが、シックで上品!ファッションのトレンドが移り変わってもきっと古く見えない!
「やっぱりこんなコーデをセンスがいいって言うんだよね」と自分の中で納得できました。しかも二人でお揃いコーデにしているから、さらにその素敵さが倍増して見えます!
おしゃれな二人は、スペイン国王・フェリペ6世の娘のレオノール王女とソフィア王女
さて、こんなに素敵な二人について調べてみると、なんと「スペイン王室レオノール王女&ソフィア王女」だと判明!感度の高い方はご存知だと思うのですが……。しかも、王位継承順位第1位と第2位、つまりレオノール王女は未来のスペイン女王!
ピンクのワンピースを着たレオノール王女がお姉さんで、2005年生まれの15歳。ライトブルーのワンピースを着たソフィア王女が妹で、2007年生まれの13歳です。
柄アイテムから色を拾う王道アプローチの姉妹コーデ
チェックのワンピースから1色拾い、それをハイソックスと靴の色にリンクさせているコーディネート。柄アイテムを取り入れるときの王道なテクニックではありますが、やはり着こなしに統一感が出てエレガント。色使いを派手にせずとも、存在感があり、センスのよさがにじみ出ていますよね。
ファッション業界にいると、ついつい手をかけたコーディネートをする方がおしゃれ、と思ってしまいがちですが、正統派なファッションの威力ってすごいと実感させられました。
ちなみに、レオノール王女とソフィア王女が一緒にいるときのファッションを見てみると、似ているけれど、実は異なるアイテムでお揃い感を出していることが多い点にも気づきました。着用のワンピースは同じデザインの色違いかと思いきや、ポケットの有無、フロントのデザイン、袖の折り返しの有無が異なります。フラットシューズもお揃いではなく、前を歩くレオノール王女はバレエシューズ、ソフィア王女はストラップ付きのメリージェーンシューズ。
色や柄の品のよい取り入れ方のお手本
レオノール王女とソフィア王女は、華やかな色や凝った柄アイテムを着てもこんなにシック!鮮やかなオレンジをこんなにヘルシーに着こなしている人は初めて見たかもしれません。もう少し暖かくなったらぜひマネしてみたい!
ちなみに、姉妹コーデの観点でみると、違うデザインの洋服を着るときは、色をリンクさせているようです。レオノール王女の柄のコートには、ソフィア王女のワンピースと同色のオレンジがちゃんと含まれていました。一緒に歩くことが多い二人だからこそ、並んでバランスのよいコーディネートにもこだわっているのかもしれません。
最後に、スペインといえば、日本でも人気のファションブランド、ロエベやZARAの発祥の地でもありますよね。このおしゃれセンスは、そんな場所で生まれ育ったからでしょうか。これからも、この二人の王女に注目していきたいと思います。
スペイン王室の美人姉妹のお揃いコーデ
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(この記事は2021年2月1日に掲載されたものです)
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