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占星術において、約220年ぶりに「風の時代」が訪れました。長く続いた「土の時代」が終わりを迎え、開放的な空気を感じている人も多いのでは? 新しい時代を生き抜くための必読書と話題の星読みヒーラーyujiさんの新刊『「風の時代」に自分を最適化する方法』(講談社刊)は、電子書籍と併せて現在6万部を超えるベストセラー。今回は前回に続いて「風の時代の仕事」について教えてもらいます。今後は仕事において「“可能性の扉が開く”時代」とyujiさん。その言葉の意味することとは?前回はこちらから

 

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さまざまな業界が大きな分岐点を迎える


社会貢献度ややりがいについて。
SDGs的なマインドや昨今の“意識高い”流れを鑑みると、この“社会貢献”なるパラメーターはどうしても今後は上位にランクインしてくるような気がします。

「とりあえず自分の給料や条件がよければいい」といったものから、「自分の働きが社会にどういう影響を与え、どういうふうに貢献できるのか」へと基本思想が大胆にシフト。
特に今の若い世代、就活をするような世代においてはこの考えや思想はもうだいぶ“当たり前”のものになってきているのではないでしょうか。

今の時代の流れや“意識高い”人たちがこの世に増えてきているのを見ていると、〝貢献度〟や〝社会の一員としてなにができるのか〟を仕事の選択の最重要項目とする人たちがどんどん増えてもおかしくはないように思いますし、また企業としてもそういったところを今後は打ち出さざるを得ず、結果として、社会の意識レベルが更に上昇し、“意識高いスパイラル”が生まれていくはずです。

2020年という年はいろいろな意味・分野・業界において、大きな分岐点だったと思いますが、それはワークスタイルといった点でも同じ。これから仕事に求めるもの、いや、働くということにまつわる意識や概念体系は、大きく変わってくることとなりそうです。


「個<集」から「個>集」への逆転


何度も述べているので恐縮ですが、“個性を打ち出す”ことを促す流れがこれからもしばらくは続くこと、そして、企業も副業を解禁したりしていることからも、個人事業主・フリーランス・起業家が増えていくことは容易に想像ができます。

もちろんSNS/ブログ/ユーチューブ等をつかった集客・営業・仕事をする人たちも増えるでしょうし、それに伴い、今までは個<集だったものが、どんどん逆転し、個>集になっていくこととなりそうです。

ただ、これら変化は若き者・力ある者・ポテンシャルが高い人・個性で勝負がしたい人・趣味で食べていきたい人たちには大いに歓迎されるべきもので、彼らにとっては“可能性の扉が開く”時代となるのではないでしょうか。

なんなら、トップユーチューバーがゲームのプレイを流しているだけのように、もしかすると、働くという概念が消えて、好きなことをやっているだけで、勝手にお金とか諸々が入ってくるということになるような気がしなくもありません。

好きなこと特化型で世に貢献し(好きこそ物の上手なれ!なので当然クオリティも伴うはず)、さらに経済にも貢献できる。そして、その高いクオリティのものたちが世に溢れるので、ユーザーからしても“歓迎すべき”世界だといえそうです。

 
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