カラーリングをしても、すぐに目立ってきてしまう生えギワの白髪。おでかけ前に白髪を見つけて、「どうしよう……」と焦ってしまうことはありませんか? そんなとき、すぐにカモフラージュできるテクニックを、長井かおりさんの新刊『時間がなくても、大丈夫! 10分で“いい感じ”の自分になる』(扶桑社)からご紹介します。

 

長井かおり
ヘア&メイクアップアーティスト。

雑誌・広告・映像でモデルや女優のヘアメイクを手がけるほか、女性誌でメイク連載を多数抱える。自主開催の「パーソナルメイクトレーニング」は、募集を開始すると即予約定員数に達することから、“日本一予約の取れない“メイクレッスンとして話題に。著者累計は現在25万部を突破。

 


隠しワザ 1
ピンポイントでリタッチ

 

ほんの少しの白髪なら、一番手っ取り早いのがピンポイントのリタッチ。特に根元にはマスカラタイプの使用がオススメです。
選ぶときは、短い毛もキャッチできる毛量がたっぷりのブラシがついた、ヘアカラーになじむ色のマスカラを選んで。
そして使うタイミングは、ヘアアレンジの最後。そうすることで、塗る範囲も最小限で済むんです。

<おすすめアイテム>

大きなブラシが、生えギワの髪をキャッチ。ごわつきをおさえた液で自然な仕上がりに。シャンプーで洗い流してOK。ブラッシングヘアカラー 全2色 ¥1300/資生堂


隠しワザ 2
根元をふんわりアレンジ

 

髪の根元を立ち上げてふんわりさせることも、白髪を目立たなくするテクニック。
大切なのは、ひとつ結びにして生えギワからトップの髪を高めに引き出し、高低差をつけること。立体感を強調して影をつけることで、白髪がボヤけて自然にカモフラージュできます。
 

① バームなどを仕込んで後ろをひとつに結ぶ

 

バームかワックスを適量取ったら、手のひらをこすり合わせて指先までなじませます。髪を下から持ち上げるようにして根元を中心に髪全体に揉み込み、ボリュームを出して。その後、低めのポニーテールになるよう手ぐしで髪をまとめ、太めのゴムで結びます。
 

②トップ部分を高めに引き出す

 

ゴムの結び目を押さえながら、反対の手の爪先でトップの毛をランダムに少量つまみ、高めに引き出します。
 

③ハードスプレーで立ち上がりをキープ

 

引き出した髪が崩れないよう、立ち上がりを中心に、固まるタイプのハードスプレーをかけてスタイルをキープ。この時点でもまだ見えている白髪は、ヘアマスカラなどでカバーを。


隠しワザ 3
ターバンを取り入れる

 

ヘアアクセサリーを取り入れるなら、ターバンがオススメ。短時間で生えギワの白髪を隠せるだけでなく、耳を隠すようにしてつけると小顔効果もバッチリ!

上の①の方法で、バームやワックスを揉み込んでひとつ結びにしたら、輪郭を少し隠すようにターバンを装着。ヘアワックスをつけた指で頭頂部の髪をランダムにもちあげて丸みを出したら、髪周りの髪を引き出して、指でねじり束感を出します。



いかがでしたか? 美容院に頻繁に行きにくい時期ですが、チラッと気になる白髪を見つけたら、こんな方法でうまくカモフラージュしながらヘアアレンジも楽しんでみてくださいね!

 

<新刊紹介>
『時間がなくても、大丈夫! 10分で“いい感じ”の自分になる』

¥1500/扶桑社


仕事に家事に育児に……と毎日忙しい人のために、10分でかなうポイントを押さえたメイクを紹介。オンライン会議でも顔が暗く見えない「オンライン映えメイク」、第一印象をアップする「好感度メイク」、冠婚葬祭のための「フォーマルメイク」など、毎日使えるシーン別メイク、そして悩み別のメイクとヘアアレンジを多数紹介。

撮影/天日恵美子(人物)、林 紘輝(物)
モデル/辻元舞、今井りか
構成/中田絢子

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