在宅生活の運動不足解消「一番コスパがいい方法」とは？

マネーコラムニストの西山美紀です。
以前のコラムで、「今年は運動する機会を少し増やしてみる」と決意をしたものの、続けることはなかなか難しいと痛感しています。

長年通っているトレーニングも外出を控えるために休んでいまして……とはいっても「毎日同じ時間にウォーキング」というのも難しいもの。

体を動かそうと思って大きなお金を投資しても、続かなかったらもったいない。なるべくコストがかからず、モチベーションがなくても始められるような、運動不足解消の方法はないものか……。

そう考えていたときに、以前トレーニングの先生がおっしゃっていた「歩くことが一番ですよ」という話を思い出しました。
そういえば自分はいったい、この在宅生活で１日どれくらい歩いているんだろうかと気になりました。スマホにも歩数計はついているけれど、家にいる時間が増えた今、家の中ではスマホを持って歩かないですよね。

というわけで、急きょ購入したのがスマートウォッチです。
6年ほど前、雑誌の企画で数種類のスマートウォッチを体験する記事を書いたことがあります。スマホアプリと同期できて、歩数はもちろんのこと、睡眠時間も計測できて便利だったことを今ごろ思い出しました。

仕事や家事の合間に、どんなスマートウォッチがいいかと調べていたら、それだけで何日もたってしまいそうなので、善は急げということで、とりあえず3000円のものを購入してみました。

さて、この在宅生活で１日どれくらい歩いているのでしょうか。

「１日１万歩」という言葉があるけれど、実際は……？

USBで充電した後、スマホにアプリを入れて連動させたら、すぐに使えるように！翌朝から歩数をはかってみました。
その日は１日中座って原稿を書く予定で、１歩も外に出ない日。とはいっても腕にはスマートウォッチがついていますので、以前の私とは違います。
化粧水や美容液をつけるときにも、その場でうろうろと歩いてみたり。動くたびに、手元の数字が増えていくのが楽しい！

「1日１万歩を目指しましょう」という話を耳にしますが、家にいてもこうやって動けば、きっと3000歩や5000歩くらいいくかな……。

そうして朝からの滑り出しは順調でしたが、仕事の締め切りが重なっていたため、椅子に座り続けてしまいました。
幸か不幸かスマートウォッチは軽くて、つけていることもすっかり忘れ……。

昼の休憩中に「これではまずい」と気づいたものの、午後も原稿に集中してしまいました。

さて、１日たってどうだったでしょうか。その日の20時に見てみました。

なんと、944歩でした。

４ケタにすら届かず。「3000～5000歩くらいかな」なんて呑気に考えていた自分が恥ずかしい……。

数字で現実をつきつけられました。