結婚はゴールではなく、お互いの心地よさをつくっていくこと


最後にひとつだけ。
ご相談の中にある、「2人で居住を確立し」「お互いの人生に深く介入し」という言葉の強さが気になりました。もし結婚したとしても、お互いに深く介入することが結婚ではありません。結婚して一緒に住んでも、プライバシーは尊重し合うことが大切ですし、お互いの心地よさを見つけて築き上げていくことが結婚だと思います。結婚はゴールではなく、そこから2人でつくりあげていく共同作業だと思います。

もしかしたらツバキネコさんはすでにベストを尽くしたうえでのご相談だったかもしれませんが、結婚は双方の気持ちが揃わないとできないものです。あなたの結婚したいタイミングと彼の結婚したいタイミングは現状そろっておらず、そしていくら「結婚したい」と追い詰めても彼自身を変えることはできません。

本当の愛には謙虚さが必要です。「なんで〜してくれないの!?」という言葉は壁ぎわワードと言って、相手を「ごめん……」しか言えない状況に追い詰めてしまうNGワードです。今のツバキネコさんは「結婚したさ」に支配されている状況だとお見受けしますので、今は彼を謙虚に幸せにする1年に立ち返る。あなたの言動がまず変わることで、2人の関係にも作用していくはずです。

悩んでいると体にもストレスがかかってしまいます。不調を抱えていらっしゃるということで、そこも心配です。なので今は、結婚に執着せず、体を整え、自分も整える。期限を決めて、ぜひ取り組んでみてください。そして1年後の良いお知らせを心から願い待っています!

 

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取材・文/宮島麻衣

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