予防接種を受けるリスク


一方、予防接種を受けるリスクというのは副反応です。副反応には、接種部位の痛みや発熱など比較的頻度の高いものもありますが、いずれも比較的短期間で、軽症で済むことが分かっています。

一方、命につながりうる副反応というと、例えば重いアレルギーであるアナフィラキシーなどが挙げられます。これは、100万人に2人や4人の割合で報告されているものです。確かに重大な副反応ですが、とても稀なものであるのも事実です。

そのほかにも、アストラゼネカのワクチンでは「血栓症」の可能性も指摘されていますが、こちらも仮に因果関係があったとしてもとても稀なものです。

また、長期の副反応を心配される方もいますが、そもそもワクチンの成分自体1週間もしないうちに分解されてなくなってしまうものです。

その後、免疫関連の副反応が長期的に出現する可能性もありますが、過去のワクチンの経験では、免疫関連の副反応でも大半が2~3ヵ月程度で出現することが知られています。このため、もちろん正確には、5年後の副反応は5年後までわからないということになります。が、その可能性が特別に懸念されているわけではなく、その可能性を疑う良い理由もありません。

 


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