何かを決めるとき「好きか嫌いか?」を大事にしてほしい


好き嫌いをはっきりさせるのは良くないと言う人もいますが、SHOCK EYEさんはむしろ、「好き嫌い」を人生における判断基準にしているそう。

 

「フィーリングの合う人とだけつるむ。居心地のいい場所にいたい。
嫌いな人のところにはいかない。嫌いな人とは付き合わない。
そんなふうに好き嫌いをはっきりさせるのはよくないって風潮もある。
でも、好き嫌いをはっきりさせておけば、自分に何が必要かを選び分ける感覚がブレなくなる。何かに飛び込むときも『好きになれそうか?』や、『そこにいる人と関わりたいか?』を判断基準にしている。
ただし、自分の好きじゃないものに対しても、敬意と理解は忘れないようにしたい。気に入ったものだけを認めて、嫌いなものは排除するような考え方が、僕は好きじゃない。」

 

一方で、好き嫌いをはっきり判断することが苦手な人もいるはず。そのような人は、どうすれば良いのでしょう?

「家庭での教育や周りの環境、世間の常識といった外部からの影響が強すぎると、自分の価値観を持てなくなって、好き嫌いの判断ができなくなってしまう。遊びに行く相手や、一緒に過ごす仲間を決めるときに、周りの目を気にしないほうが楽しいように、何が好きか嫌いかは自分で判断したほうがいい。

もちろん、好き嫌いは人それぞれ違っていい。
人は、一人ひとりに個性がある。それなのに、みんなを同じように扱って、本来持っているキャラクターを削ぎ落していくと、無個性な人間ができ上ってしまう。声をかけてもらうには個性的なほうがいい。
それに、なんとなく全体的にうまくいくバランス人間よりも、アンバランスな人のほうが僕には魅力的に映る。

好き嫌いが際立つと、自分を取り囲む何百人かの中で、自分一人だけ変わり者扱いされてしまうかもしれない。でも怖がらなくていい。僕は、ときにぶつかり合って、自分の思いを周りに伝えてきた。好き嫌いをはっきりさせて、『自分自身はこうである』というキャラクターを磨き上げていくことが『誘われる』につながる。
そして、誘われる人生を送っていれば、人より多くのチャンスに巡り合える。だから、人生を好転させられる機会が増える。」


いかがですか? 強運思考になることがなぜ幸せにつながるのか、少し見えてきたのではないでしょうか。人間関係に悩まれている方は、SHOCK EYEさんが言っているように、「好き嫌いを大事にする」ということを是非取り入れてみてください。

著者プロフィール
SHOCK EYE:
1976年、神奈川県生まれ。2003年に4人組レゲエグループ・湘南乃風のメンバーとしてデビュー。『純恋歌』、『睡蓮花』など多数のヒット曲を世に送り出す。またプロデューサーとして、ハロー!プロジェクト、ジャニーズWEST、YouTuberのフィッシャーズなどへの楽曲提供もおこなっている。近年はインスタグラムで会員限定のコンテンツ「Shrinegram」を運営するなど、幅広く活動している。著書に『歩くパワースポットと呼ばれた僕の大切にしている小さな習慣』、『歩くパワースポットと呼ばれた僕の大切にしている運気アップの習慣』(共に講談社)がある。

 

『SHOCK EYEの強運思考』
湘南乃風 SHOCK EYE著 ダイヤモンド社 ¥1540

「歩くパワースポット」と呼ばれるSHOCK EYEさんが、「強運な人の思考法とは?」というテーマにスポットを当て綴った1冊。強運な人間には誰しもがなれるもの。そのための思考の磨き方のヒントがぎっしり詰まっています!


文/山本奈緒子

・第1回「歩くパワースポット・SHOCK EYEの「運を味方につける」思考法」>>

・第3回は5月7日公開予定です。