コロナ禍でむしろ売り上げを伸ばした「頼れる名品スキンケア&ブランド」は?
数ある洗顔・クレンジングの中でも安定した人気のアイテム
意外と知られていないのですが、昨年は洗い落とすアイテムが大豊作でした。
オイルからミルク、ジェル、バームまで多くのテクスチャーがあり、しかも「落としながらスキンケア効果もある」など、ここ数年の進化は目を見張るほど。
コロナ禍でメイクが薄くなったからこそ、「落とすこと」を見直す人も増えたのではないでしょうか?
オルビスのオフクリームはクリームタイプのクレンジング。汚れをするするとからみ取り、テクスチャーがふわっと軽くなるサインで終了! この感触が病みつきになり、あっという間にヒットコスメの仲間入りに。
また、発売以来、安定した人気を誇るのがカバーマークのトリートメント クレンジング ミルク。
肌への負担をかけずにメイクを落とし、しかも洗い上がりの肌はスキンケアをしたかのようにしっとり、もちもち。化粧水をつけるのも忘れるほど、という声も。
まるで糸を引くような粘り気のあるKANEBOの美容液洗顔コンフォート ストレッチィ ウォッシュは、愛用者による口コミが口コミを呼び、外出自粛後もこの製品を目指して店頭に来るほどの好調っぷり。糸を引くような独特のテクスチャーがとにかくユニークで、摩擦レスな洗い方ができると高い評価に。このリッチ感は120%の満足感。
美白ケアは春夏だけでなく通年のケアに
冒頭に話してくれたコスメバイヤーさんは、「昨年との違い」についてもこう語ります。
「通常だと冬場は美白(ブライトニング)アイテムの売り上げが下がるのに、去年は夏以降も数字が落ちなかったんです」。
美容クリニックに通うなど、自分の肌を見つめ直す人が増えたからこそ、紫外線ケアにも手を抜かなくなったのでしょう。
コスメデコルテのホワイトロジスト ブライト コンセントレイトや、クラランスのブライトプラス ブライトニング セラムは、シミやくすみだけでなく、大気汚染やブルーライトなどの環境ポリューションにも対応したマルチなアイテム。在宅勤務などでパソコンに向かう人が増える中、このタイミングで通年使用をする人も多かったようです。
クリニークのイーブン ベター ラディカル ブライト セラムは昨年のコロナ禍にリニューアルした製品ですが、リピート買い率が高く、毎月前年を超える売り上げを記録しました。
「いつかは使いたい」と思っていた名品を購入するきっかけをコロナが後押しするなんて……。
マスク生活はこんなところにも影響を与えているとは驚きですね。
次回はマスク生活で気になる、大人のエイジングケア対策のヒットコスメを紹介します。
構成/片岡千晶(編集部)
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