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コロナ禍で売れたのはエイジングケア「高価な化粧品が人気の理由」

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おこもり美容で売れた意外なボディケアアイテム


ちょっと変わりダネのコスメも人気となりました。
バストのハリやひざの黒ずみなど、パーツ別に開発されたITRIM(イトリン)のコスメが美容感度の高い女性たちにヒット! 

 


ITRIM クレセント ニー トリートメントセラムはひざの黒ずみやたるみを引き上げ、見た目印象を上げてくれる製品。
また、年齢が出やすいデコルテや首元のケアには、欧州から日本に“逆輸入”してきたSENSAI(センサイ)のネック アンド デコルテ エッセンスが人気。
PC画面に自分の首周りが映る機会が増え、あまり意識していなかったデコルテのお手入れを必要と感じるようになった人が増えたことで、秋冬のヒット製品になりました。


コロナ禍で男性のスキンケアへの意識も変化


余談ですが、リモートワークでセルフマネジメントの大切さを実感したのは男性も一緒。メイクとまではいかないにしてもお手入れの必要性を認識した人も多かったようです。
ベアミネラルのポア クレイ クレンザーは、毛穴の詰まり・開きなどあらゆる毛穴の悩みに応えた製品。クリーミーなミネラルクレイが毛穴の奥の汚れを吸着し、毛穴の目立たないしっとりなめらかな肌に。男性にも人気で、発売から1年経った今でも指名買いや問い合わせが多いというのも納得。

また、テカリと乾燥に悩む男性にヒットしたのが、THREEのTHREE フォー・メン ジェントリング ローション。ベタつかない快適さをキープしながらうるおいを残す使用感とリラックスできる香りが好評で、男性客がリピ買いする他、女性から男性へのギフトとしても人気だそうです。

 

価格も安いわけではないのに、「今、お手入れしなかったら一生しない」と自分磨きに励む女性が多かったとか。
どの製品にも言えることですが、気持ちと時間に余裕を持てたことがヒット製品を生み出す結果に。
スキンケア……いやコスメの底ヂカラを垣間見た気がします。


次回はリモートワークで売れに売れたメイクアイテムを紹介します。

取材・文/長谷川真弓
構成/片岡千晶(編集部)

 

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