ヘアスタイルを大胆に変えなくても、トレンド感のある前髪を取り入れるだけで、今っぽさの漂う素敵な大人髪に。
実はセンスが出る前髪。ほどよく流行を取り入れて!
シーズンによって流行が左右される前髪。大人になると生え際が細くなって扱いが難しくなりクセが出るなど髪質も変化。トレンドよりも現状維持に意識が集中しがちです。
ただ分けただけのセンターパートや直毛の前髪、また、黒髪×厚めバングなどは、抜け感が必須の近ごろにおいては時代遅れで地味な印象に。しかも、スタイリング剤を使わないと前髪に立体感とツヤがなく、顔を老けさせてみせてしまいます。
最近は、韓国発のオルチャン風透けバングを筆頭に、指先でかきあげたようなアップスタイルやアシンメトリーなど、ほんのり立体的で主張のある前髪がトレンド。前髪に立体感が出るとマンネリになりやすいヘアスタイルを、さりげなく格上げしてくれるのでおすすめです。
根元フワッで華やかに。
ウェットで作るかきあげ風バング
前田紀至子さん・36歳
軟毛で潰れやすい前髪はトップから少しレイヤーを足し、フロントや前髪に軽さを与えて根元が起きやすい状態にカット。かきあげたような毛流れが、ショートスタイルを上品に彩ります。毛先を中心にヘアオイルでハーフウェットに仕上げると、今っぽさのある質感になっておしゃれ。
担当スタイリスト・高橋俊友さん(GARDEN omotesando)
Point!
根元を起こしながら乾かして形状を固定
前髪の根元を引っ張りながら、ランダムにドライします。乾いたらかきあげるように毛流れを整え、根元にはハードスプレーを、全体の毛先はオイルを少し塗布して今っぽく。
韓国で大人気。透け感のある
オルチャンバングで涼しげに
服巻佳奈さん・36歳
直線的な前髪の毛先をチョップカットで細くすると、束感が出てトレンドの透け感が簡単に演出できます。韓国で大ブームとなり日本女子たちの間でも人気のデザインですが、前髪が薄くなってきた大人世代でも作りやすく「ほどよい束感が目元を引き締めて見せる!」と話題です。
担当スタイリスト・本木亜美さん(GARDEN Tokyo)
Point!
横に切ってから縦に削る。
チョップカットで扱いやすい前髪に
前髪は眉下の辺りで直線的にカット。このままでは“うねり”や“ぱっくり割れ”など髪本来のクセがでやすいのですが、縦に量感を減らすチョップカットを毛先に足すと、自然な束感が生まれます。
私らしさを表現できる
ちょっぴり攻め系のアシメバング
松下佳代さん・41歳
アシンメトリーにカットした個性が光るバングは、髪を伸ばし途中の人でも新鮮な気分! Jの字風にゆるいカーブをつければモードになり過ぎず、女性らしさが生まれます。また、アシメバングは丸顔や頬のゆるみも引きあがって見えるので、小顔効果を狙いたい人にも。
担当スタイリスト・本木亜美さん(GARDEN Tokyo)
Point!
毛先だけにワックスを
なじませて束っぽく!
前髪はJの字を描くよう、毛先をすいたりパーマをかけると扱いやすくなります。スタイリングの際、ワックスをつけた指先で毛先をつまむようにスタイリングしましょう。
前髪は目元の印象を左右するパーツと言われ、デザインひとつで顔立ちの見え方が違ってきます。今っぽさをアップデートするためにも、トレンド感のある前髪を意識してみて!
• GARDEN omotesando東京都渋谷区神宮前5-2-19 表参道山田ビル2F
tel. 03-5468-8686
・GADEN Tokyo東京都中央区銀座7-9-15 Ginza Gcobe11F
tel. 03-5537-5510
取材・文/小澤佐知子
構成/國見香
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