「ボブスタイルがなぜかしっくりこない」と思っている人はいませんか? 大人の魅力を最大限に引き出せるボブのコツ、教えます。
直線ではなくスウィングさせる。大人ボブは立体感が鍵
昨年から大ブームのボブスタイル。パツンとした鋭角的なラインに、メッシュ状の大胆カラーが20代を中心に爆発的な人気になっています。感度が高いヘアスタイルですが、顔立ちや肌の質感など、ハリが年々少なくなっている大人がそのまま取り入れるとやや違和感が残るかもしれません。
大人の女性の場合、ボブのフォルムをキープしつつ、毛先を削いでみたり、カールを加えてみたりして、軽やかな動きをプラスしてみましょう! 揺れる毛束がほどよいボリューム感を演出し、顔立ちに華やかさを添えてくれます。
「久々にボブにしようかな……?」そんな“大人ボブ初級者”でもセンス良く決まるスウィングボブを紹介します。
どんな人でも似合う! クセ毛も生かせるボブレイヤー
加賀恭子さん・39歳
ボブベースの毛先にレイヤーを入れ、ランダムな毛束感を演出したスタイル。前上がりにすることで顔まわりの毛束の操作性が上がり、自然と輪郭を補正してくれます。クセ毛の人は、そのクセを生かすように乾かし、スタイリング剤をつけるだけでキマるのもうれしい点。髪質や顔立ちを選ばず、どんな人にも似合うためトライしやすいデザインです。
担当スタイリスト・NAOMIさん(EMMA)
Point!
スクラッチしながら
毛先を泳がせるのがコツ
ドライヤーで軽く面を整えた後、シアバター系のスタイリング剤を塗布。手のひらでしっかりのばしたら、毛先側から握るように揉み込みます。その後、毛束をつまんで束感を与え、ランダムな動きをつけていきましょう。
上品で知的な
大人仕様のバルーンボブ
緒方未歩さん・41歳
緒方さんは大人年齢になってから髪質が変化し、シルエットが膨らみやすくなってきたとか。「乾燥しやすくなったのか、バサバサ感が気になりだして……」と緒方さん。そこで毛先が暴れないよう、裾側にはカットでグラデーション(段)を入れて内巻きのラインを作り、全体がJの字のような弧を描くボブに調整。ボブ特有の面を見せることでツヤっぽさが生まれ、毛先のほどよいカールでまとまり感も誕生しました。
担当スタイリスト・NAOMIさん(EMMA)
Point!
オイルでツヤとまとまりをアピール
ドライの仕上げには、毛先側からブラシを入れて内巻きにブロー。その後、少量のヘアオイルをつけて毛束感を与えると今っぽくなります。
外ハネカールの“ロブ”なら
ほっそり見え効果も絶大
池尾さやかさん・38歳
「ボブにしたいけど、顎ラインのボブは似合わないかも」と思っている人におすすめなのが、肩レングスで切りっぱなしにした“ロブスタイル”。横一直線にカットしたあと、内側の毛を適度に間引くことでボブ特有の厚みが取れ、軽やかさがアップします。あえて外ハネにスウィングさせると、上半身がほっそり見えて垢抜けた印象に。
担当スタイリスト・NAOMIさん(EMMA)
Point!
熱の力でリッジ感のある
カールを一日キープ
ヘアミルクで保湿してからアイロンで毛先全体を外ハネにします。このとき、冷めるまで触らないのがコツ。カールがしっかり固定されて、日中の持ちがアップします。最後にシアバター系のスタイリング剤を中間から毛先になじませましょう。
軽やかさはありながらも、きちんとした場所でも好感度を与える大人向きのボブを紹介しました。今までボブは試したことがない人でも挑戦しやすいので、ぜひ参考にしてみて!
センスがいいと言われるボブはこちら!
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取材・文/小澤佐知子
構成/國見香
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