モデルとして、テレビ出演やラジオパーソナリティとしても活躍中の浜島直子さん、愛称“はまじ”。44歳の彼女が、ファッション、ビューティ、ライフスタイル、さまざまなジャンルで新しい自分を発見していく連載です。

9月に45歳を迎えるはまじ。特に不調を感じているわけではないけれど、自分の健康状態を知るために、「クレアージュ東京エイジングケア クリニック」でホルモンドックを受けました。過去2回にわたってお届けしてきたこのシリーズで、院長の浜中聡子先生から告げられた結果は、すこぶる良好! ホルモンドック編の最終回となる今回は、更年期との向き合い方や、老齢期に向けてやっておきたいこと、そして、検査を受ける意義について伺いました。

 


関連記事
更年期に備えてホルモン検査を受けてみました>>

第2回「40代、50代を健やかに過ごすために。ホルモン検査でわかること【更年期】」>>


今から腸内環境を整えて、老齢期のストレスを減らす!

 

はまじ:前々回に女性ホルモン、前回は代謝に関するお話を伺いました。検査結果には、抗酸化力の数値もあって、私の結果は「正常よりも少し不足しているボーダーライン」。ちょっと心配です……。抗酸化力を上げるには、どうしたらいいのでしょう?

浜中先生:抗酸化力は、免疫力や抵抗力につながりますので、風邪を引きやすかったり、治りにくかったり、ものすごく疲れている場合は、高濃度ビタミンの点滴をする人が多いですね。普段の生活では、ポリフェノール、コエンザイム、アルファリボ酸、ビタミン、ミネラルといった抗酸化物質を摂ることが大切です。

 

はまじ:抗酸化物質の摂取を意識してみます!

浜中先生:抗酸化力は、今、腸内環境との関係がさかんに取り上げられています。特に、浜島さんくらいの年齢から、食べ物によって体調が大きく左右される方が増えるんです。

はまじ:毎日の食事って健康に関係していると思うので、とても気になります。

浜中先生:腸内細菌には、善玉菌、悪玉菌、日和見菌の3種類があるのですが、日和見菌というのは、その名の通り、善玉菌と悪玉菌の状態を見て、優勢なほうの働きをするんです。
若い頃は、善玉菌のほうが多いので問題ないのですが、加齢と共に悪玉菌が優勢になっていくと、日和見菌も悪玉菌の側についてしまうんですよ。

はまじ:それは大変!

浜中先生:老齢期の方が外来にいらっしゃると、必ずといっていいほど、便についての悩みをお話されます。便が出ないから、食べられないと訴える方が本当に多くて、便通がないことがものすごくストレスになっていらっしゃるんです。ですから、今のうちから腸内環境を整えておくことが、老齢期のストレスをひとつ減らすことにつながります。

はまじ:私は今のところ、1日に2回お通じがあるんですが、今後のためにも、快適なお通じのためにできる腸内環境の整え方を教えてください。

浜中先生:まず、発酵食品を食べること。あとは、女性は特に、水分の摂取量が少ない傾向があるので、しっかり摂ってほしいですね。そして、やっぱりちゃんと動いたほうが便は出ます。

はまじ:やっぱり、体を動かすことは大事なのか~!

浜中先生:そうなんです。脚の筋力が衰えると、動くのが億劫になり、体力も落ちて、精神的なダメージも受けます。ご自身の脚で動けるかどうかは、健康寿命を延ばす重要な基盤ですから、無理に激しい運動をする必要はないのですが、適度に体は動かしてくださいね。
 

酸化ストレスは老化を早めてしまう


はまじ:酸化ストレス度が「中レベル」とありますが、これは?

浜中先生:酸化ストレス度は、分かりやすく言うと、細胞のこげつき度合を測定したものです。加齢、ストレス、紫外線、過度な運動や飲酒など、いろんな刺激が日々、矢のように飛んできて細胞は刺激を受け、老化を早めてしまいます。

はまじ:私の酸化ストレス度と抗酸化力レベルの数値は、大丈夫なのでしょうか。

浜中先生:これまで見てきた女性ホルモンや基礎代謝量、筋力バランスなどに比べると、すごくいいわけではないですが、実年齢相応なので、それほど心配しなくて大丈夫ですよ。

はまじ:検査結果を見て気になっていたのですが、その「実年齢相応」というのは、どのように捉えたらいいのでしょうか? 実年齢より若いほうが健康だという証のような気もするのですが……。


はまじ44歳!ホルモンドックを受ける!
▼右にスワイプしてください▼

 
  • 1
  • 2