「きちんとヘアケアをしているのに、髪のパサつきが治まらない」……。大人年齢になると髪は加齢により乾燥しやすい状態になっています。
髪の乾燥は、きしみ、広がり、ごわつきやうねりの原因ともいわれ、肌に例えるなら「しわ」のような現象。昔はプルンと弾力のあった毛髪でも、加齢により髪内外の乾燥が進み、表面にしわのような凸凹が生じて、髪1本1本の収まりや質感が悪くなっているのです。
大人年齢になってスキンケアが一筋縄ではいかないように、髪だって今までと同じお手入れを繰り返すだけでは、乾燥トラブルは解消されにくいのが現実。
ミモレ読者世代は、髪を適切にケアすることで潤いを取り戻すことは可能です。今回は大人世代がぜひプラスしたい、とっておきのヘアアイテムとその使い方について紹介します。
オイルでも改善されないパサつきはもう1アイテムをプラス
ここ数年続いている髪のオイルブーム。とはいえ、アウトバスオイルを使ってもすぐに髪が乾燥すると感じていませんか? そんな人におすすめのアイテムが、アウトバス用のヘアミルクです。
ヘアミルクは、アウトバスのヘアケア製品のなかでも特に髪内部への浸透力に優れているんです。一般的にオイルより浸透性があり、トリートメントだけでは補いきれない栄養を内側にしっかり届けてチャージしてくれるため、やせ細っていた髪1本1本が潤いで満たされて、プリっとしたハリ感が出てきます(髪は痩せているより、太っているほうが健康です!)。
1回の使用で劇的に変化するわけではありませんが、使い続けることで髪内部のみずみずしさを感じられるようになり、乾燥からくるトラブルが解消されていくのを実感できるでしょう。
効果を最大限に生かす使い方とは?
大人のエイジング毛にしなやかさを取り戻すアウトバスヘアミルク。その効果を最大限に引き出すためのポイントをチェックしましょう。
インバスできちんとトリートメントをしたら、ミルクの浸透力を高めるために、手のひらで髪を優しく絞って水分をしっかり抜き取ります。その後、タオルドライをしてからヘアミルクを塗布! 髪の中間~毛先を中心に均等になじませます。
その後、少量のヘアオイルを中間~毛先になじませ、ドライヤーを。このときのオイルは、ドライヤーの熱ダメージから髪を守る効果が期待できます。9割程度乾いたら、最後にヘアオイルを毛先側になじませ、終了です。
髪の乾燥トラブルが激しい人の場合、内部の栄養補給はヘアミルク、外的刺激から髪を守るのはオイルというイメージを持つと、それぞれの効果を存分に発揮できるのでぜひ試してみてください。
老け髪を立て直す! 厳選・上質ヘアミルク
トウキ根エキスやプルーン分解物、チンピエキスなど、ラグジュアリーな保湿成分をたっぷりと配合することでエイジングで変化しやすい髪を毛先まで潤し、みずみずしさと艶のある美しい髪をキープ。本気のエイジングケアを裏切らない、まさに大人のための髪の美容液。コンセントレートヘアセラム 100g ¥11000/イーラル(※ヘアサロン専売品)
パンテーン史上、最高濃度のプロビタミン処方。分子レベルまで瞬間浸透、傷みが目立つ毛先も補修し、内側に有効成分を閉じ込めます。また、夜のお風呂上りに使えば翌朝は寝ぐせのないツヤ髪へ。一日中ダメージレスを感じたい人にぜひおすすめ。パンテーン インテンシブ ヴィタミルク 毛先まで傷んだ髪用 100mL オープン価格 /P&G
たっぷりのうるおいを与え、ツヤとしなやかさをプラスするヘア&ハンドクリームに使えるミルク。こっくりした質感のため、スタイリングの仕上げに使うとふんわりナチュラルなデザインを演出。やや多めに塗布すれば、トレンドの濡れ髪を長時間楽しめます。ウタウ ソフトコンデンス 60g ¥3080/デミコスメティックス(※ヘアサロン専売品)
ミルク派の美容師さんにオススメされた結果……
美容師さんには“ミルク推し”の方がとても多いんです。私自身の話をすると、髪質は軟毛で細毛のため、長年に渡って髪の広がりやパサつきに悩んでいました。それが、取材先で出会う美容師さんのアドバイスでヘアミルクを使うようになると、2週間ほどで劇的にスタイリングしやすい髪に生まれ変わったのです。触り心地は“ゴワッ”から“ツルッ”に、フォルムは“ボワッ”から“スルン”など、自分史上最高の状態に!
ヘアミルクのお陰で、以前よりダウンスタイルで過ごす日が圧倒的に増え、アラフィフにしてやっとヘアスタイルを楽しめる余裕も生まれました。
乾燥に悩まされる大人髪にとって、まさに救いのヘアミルク。肌に上質なクリームが必要なように、髪にもミルクをプラスすることで清潔感のあるヘアスタイルが可能になります。ぜひ参考にしてみてください。
清潔感がある美しい髪の女性はこちら!
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取材・文/小澤佐知子
構成/國見香
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