ファッションエディター松井陽子さんが、端境期にちょうどいいニットジャケットをご紹介します。
皆さん、こんにちは。
日中は暖かくて、朝夕晩はキュッと寒くて。
ツーンとした空気に、冬の気配を感じ始める頃。
秋っていい季節ですね。
美しくて、豊かで。大人になって秋が好きになりました。
寒がりではありますが、まだコートを頼りにするほどでもなく。でも、ジャケット一枚だと少し心許ない。そんな今の季節に重宝しているのが、カレンソロジーのニットジャケットです。
ニットカーディガンというか、ジャケットというか。ユニークな編み目で、ツィードのようにも見えるのも気に入った理由です。
丸首で金ボタンと、ディテールはトラッドですが、フォルムはビッグで、手首に向かって広がる袖など、そんな気の利いたデザインにも惹かれました。
だからデニムやスウェットパンツと合わせてうんとカジュアルに着こなすこともできますし、ちょっと出かける日は、スカートと合わせて、こんな装いで。
ハリっとした生地のミドル丈スカートに、足元はストレッチのロングブーツを。インしているのは半袖のカシミヤニットです。
半袖のニットが大好きで、中でも愛用しているのが黒のカシミヤの一枚です。何がいいって、このバランス! 長袖をたくし上げるのとはひと味異なる、どこかクラシカルで、どこかレディな佇まいは、大人のカジュアルスタイルの良き名脇役です。
上半身は軽くして、足元にかけてしっかりと包み込むこの作戦は「頭寒足熱」。体温調整に何かと心を砕くこの季節に、なかなか理にかなった解決法だと思います。
店内や打合せ先のオフィスでは半袖ニットで。外では、カーディガンを着て。
もう少し朝が早かったり、帰宅時間が遅くなる日、あるいは外で過ごす時間が長いならインナーを薄手のタートルネックに変えればOK、というわけです。
コート手前のこの時期は、ニットを楽しく自由に着られますよね。合わせるボトムス次第でカジュアルにも、少しだけお出かけっぽくも着こなせるこのニットジャケットのおしゃれを満喫しようと思っています。
そして、おまけ。
前回のレザーライクなコンフォートパンツと一緒に買った赤いニットは、こんな風に着ています。
ぱっと明るい色を日常に取り入れると、スウェットパンツでもそこまで残念な印象にならない。……と思っているのは自分だけかな(笑)。
さて。2021年もいよいよ残すところ一ヵ月半弱。
小気味よくラストスパート仕掛けていきましょう。
また2週間後に。
Good day!!
松井陽子
Yoko Matsui
Instagram: yoko_matsui_0628
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