“異彩”との出会いが、見える景色を変えていく。「HERALBONY（ヘラルボニー）」のアートプロダクト | mi-mollet NEWS FLASH<br>Fashion | mi-mollet（ミモレ）

今回は、とあるアーティストの方々が生み出す作品を通して活動を行っているブランド「HERALBONY（ヘラルボニー）」をご紹介します。

こちらはそのブランドビジュアルです。とても洗練された雰囲気で、鮮烈な色使いのアートに目が引きつけられます。何かとても強いエネルギーや引力のようなものを感じずにはいられません。

“異彩”との出会いが、見える景色を変えていく。「HERALBONY（ヘラルボニー）」のアートプロダクト_img0

こちらの作品を描かれたのは、知的障害のある方なのです。

障害のあるアーティストが描いた作品をプロダクトへ落とし込み世に放つ、という新しい事業を展開する「HERALBONY」。日本全国の福祉施設に所属するアーティストと共に新たな文化の創造を目指す、岩手県発のアートライフブランドです。

プロダクトを通して「障害」のイメージ変容に挑戦するのと同時に、障害のある人の賃金格差の解消にも挑戦しています。そのデザイン性の高さと事業への共感が広がり、全国の百貨店への出店や有名ブランドとのコラボレーションを次々と展開されています。

掲げるミッションは
「異彩を、放て。」
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知的障害。その、ひとくくりの言葉の中にも、無数の個性がある。
豊かな感性、繊細な手先、大胆な発想、研ぎ澄まされた集中力・・・

“普通”じゃない、ということ。それは同時に、可能性だと思う。

僕らは、この世界を隔てる、先入観や常識という名のボーダーを超える。
そして、さまざまな「異彩」を、さまざまな形で社会に送り届け、
福祉を起点に新たな文化をつくりだしていく。

福祉実験ユニット
ヘラルボニー
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自閉症で知的障害のある兄がいる双子の兄弟、松田崇弥氏と松田文登氏が立ち上げたヘラルボニー。
東京で開催中の展覧会「ヘラルボニー/ゼロからはじまる」では、創設からのストーリーを追いかけながら、障害のあるアーティストが描いた“異彩を放つ”原画作品や、それらがプロダクトデザインに落とし込まれた「HERALBONY」の展示が行われています。

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「HERALBONY」が目指すのは、「ふつう」を肯定するのではなく「ありのまま」を肯定する、誰もが違いを認め合い自分らしくいられる世界。
「障害者」としてではなく、ひとりの「アーティスト」としてライセンス契約を結び、その作品をスカーフやネクタイといったファッション小物をはじめとする様々なプロダクトへと商品化しています。

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アートコート KAPOK KNOT × HERALBONY Koichi Tsuchiya「無題（葉っぱ）」￥68200

軽くて暖かい、木の実由来の“カポック繊維”を使ったものづくりを行うファッションブランド「KAPOK KNOT（カポックノット）」とのコラボレーションで生まれたアニマルフリーのコート。
ファッション性や機能性を兼ね備えつつ、環境保全や動物福祉にも配慮したプロダクトです。

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アートスカーフ byGAKU「Giant Pink Yellow Purple Bubble」¥8800

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アートシルクスカーフ Midori Kudo「（無題）」（青）スカーフ（シルク）￥22000

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アートネクタイ Satoru Kobayashi「数字」￥24200

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アートカードケース Minami Takahashi「風のロンド」￥16500

鮮やかな色彩をまとうスカーフや、ネクタイなどの小物も種類豊富にラインナップ。他には無い独特な色使いは、周りの注目を集めること間違いなしです。大切な方へのギフトとしても。

“私たちが社会に送り届けたいのは、「障害者アート」でも「アートがデザインされた製品」でもありません。“障害＝欠落ではない”という思想と、“一人一人の内なる認識”の変化です。（プレスリリースより）”
と、ヘラルボニーは明言されています。

アーティストの方へ最大限の敬意を払い、素材とクリエイションを厳選・吟味することで、作品の魅力が最も発揮される上質なプロダクトを生み出すことにこだわっている「HERALBONY」。「支援」や「貢献」が目的なのではなく、ただ良いもの・素晴らしいアートを世の中に広めていきたい――。そういった気概を強く感じられるブランドだと思いました。こちらではご紹介しきれないほどの素晴らしい取り組みの数々は、公式サイトに掲載されています。

プロダクトは、岩手県盛岡市の常設店舗「HERALBONY SHOP」やオンラインストアの他、今なら東京・京橋にて開催中の展覧会「ヘラルボニー/ゼロからはじまる」、12月スタートのポップアップショップ（新宿・京都）でも取り扱いされています。お近くの方はぜひご覧になってみてください。

＜展覧会概要＞■「ヘラルボニー/ゼロからはじまる」
会期：開催中～2022年1月23日（日）
会場：BAG-Brillia Art Gallery- （〒104-0031　東京都中央区京橋3丁目6-18　東京建物京橋ビル）
時　間：11:00～19:00　※12月28日～1月5日の間は年末年始休館
入場料：無料
休館日：毎週月曜（月曜が祝日の場合は翌日の火曜へ振替休館）
内容：るんびにい美術館在籍作家の原画展示、ヘラルボニーの取り組み・活動成果の展示（事業紹介パネル、グッズほか）、アートライフブランド「HERALBONY」のプロダクト販売、希望の園森啓輔氏が描いた原画作品の展示販売　ほか

＜ポップアップストア＞■新宿マルイ
会期：2021年12月6日（月）～2021年12月21日（火）
会場：新宿マルイ本館1階イベントスペース

■京都藤井大丸
会期：2021年12月3日（金）～2022年1月30日（日）
会場：藤井大丸百貨店 5F特設スペース

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