12月10日(金)から公開される映画『軍艦少年』。2012年にヤングマガジンで連載されていた柳内大樹さんの熱き青春漫画『軍艦少年』が原作です。
気性が荒い一方で、絵を描くことが好きな主人公・坂本海星役を演じるのは、『HiGH&LOW THE MOVIE』シリーズなどに出演している佐藤寛太さん(劇団EXILE)。妻を亡くして失意に沈む主人公の父・坂本玄海役を演じたのは、数多くの映画やドラマに出演している加藤雅也さん。玄海の妻で、海星の母・小百合を大塚寧々さんが演じています。
柳内大樹さんといえばヤンキー系青春物語『ギャングキング』が有名。本作もヤンキー少年が主人公ではありますが、母を失った喪失感を抱えながら喧嘩に明け暮れ、酒に溺れる父に反発しつつも、仲間との絆も支えになって、少しずつ自分を取り戻していく骨太のストーリー展開となっています。自分の弱い心と向き合いつつも、大切な人の死を乗り越えて一步を踏み出そうとする姿は、読む人に力を与えてくれます。
連載時期から9年の時を経て映画化されることで、再度注目が集まっている漫画『軍艦少年』。映画を観る前に読むのもよし、観た後に映画との違いを楽しみつつ読むのもよし。今回は、1話の試し読みを特別に公開。原作の奥深さをぜひ感じてみて。
『軍艦少年』第1話をぜひチェック!
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『軍艦少年』
柳内大樹 講談社
坂本海星(さかもとかいせい)、16歳──。
長崎・軍艦島の見える街で育った喧嘩少年。現在は小さなラーメン屋を営む親父・坂本玄海と二人で暮らしている。互いに反目し、いがみ合う親子。二人は大きなものを失ったばかりだった──。
心のよりどころとはなにか。魂の救済はあるか。生きていくとはなにか。若者渾身の青春の欠片がここに──。
作者プロフィール
柳内大樹(やなうちだいじゅ)
富山県出身。代表作『ギャングキング』(少年画報社)は累計800万部を超えるヒット作。ヤンマガでは『HASEGAWA長治』以来、『軍艦少年』『セブン☆スター』『SEVEN★STAR MEN SOUL』を執筆している。ほかに『ガキロック』(秋田書店)、『新説! さかもっちゃん』(集英社)など著作多数。
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