すっかり寒くなってきて、やっとニットの季節本番だというのに、なんだか飽きてきちゃったんです、ニットに。なんてこった、まだ冬は長いのに。
でもこれには自分にも責任があります! というのも、どうも私、ダークカラーのニットばかり買ってしまったようなのです(他人事感)。ファッションの仕事を長くやっているにもかかわらず、ワードローブ全体を見渡したお買い物が苦手みたいで……(何をいまさら)。
例えば、可愛いニットを見つけたとします。で、カラバリもいくつか。そんなとき正しい大人であれば、自分のワードローブを思い返してみたり、合わせたいアイテムのイメージを頭に思い浮かべたりしながら色を決めるのだと思います。
ところが私ときたら、そんなことはそっちのけで、そのニットが“モノとして可愛い”色を選んでしまいがちなのです。このデザインなら、この色が一番素敵だよね、みたいな。ある意味、逆に職業病なのかも、とも思いますが、モノとしてのデザイン、素材、色とのマッチングを最優先してしまうのです。
で、いざ寒くなってきたので毎日ニットを着るようになったら、毎日なんだか“お地味”になってしまう。もちろんたまには、ボトムスで明るい色を取り入れたりしますが、だいたいは“全身ダーク婦人”になってしまいがち。さらに羽織るコートもダークカラーが多いから、なんだか! もう! 地味!!
ということで、レイヤードテクの出番! このボーダートップスとタートルニットの組み合わせは、昨年からやっているお気に入りのレイヤード。肌に触れるところがニットなので暖かいし、コットンの白ならではの明るさやフレッシュな感じがプラスされて、冬のお地味スタイリングが回避できるのです。
この作戦って、上に合わせるものはスウェットでもいいし、もちろんシャツでもOK。タートルニットと重ねることで“真冬のワードローブではない”ものを活躍させることができます。どうしてもニットとのワンツーコーデが増え、マンネリ化してしまう冬のおしゃれ。このレイヤードテクはまだまだ使えそうです〜。
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