12月16日(木)から始まる「mi-molletおやつアワード2021」。ミモレブロガーの山根亜希子さんが選考委員長を務め、2021年に出会ったおやつの中から最も心に響いた10品をセレクトする賞です。ミモレブロガー山根さんとはどんな人物なのか? 1年365日、ほぼ毎日おやつを食べるほどの愛は一体どこからやってくるのか? お話を伺いました。
おやつに目覚めたきっかけは洋菓子店「ポアール」のモンブラン
兵庫県宝塚市出身の山根さんが最初におやつのおいしさに目覚めたのは小学生のとき。関西で人気の洋菓子店「ポアール」のモンブランを食べた瞬間だ。
「おやつを食べて衝撃を受けた、いちばん古い記憶は小学生のときに出会ったモンブラン。当時、祖母が入院していた病院の近くにあった洋菓子店「ポアール」のものです。中に栗とスポンジとカスタードクリームが入っていて、板状になったマロンペーストで包んであるモンブラン。それが本当に美味しくて、そのときのときめきは今でもよく覚えています。祖母のお見舞いの帰りに母と一緒に食べていました。とはいえ、子どもの頃は食が細かったし、普段甘い物を食べると言えば、果物かさつまいもを蒸かしてバターをのせたものくらいで、今のようにおやつ三昧ということはまったくなくなかったんです」
その後、小学校高学年で出された食事を初めて全部食べることができて褒められたことがきっかけとなり、次第に食べることが楽しくなっていく。
「高校生になった頃にはおやつ好きになっていました。朝、コンビニによってお菓子を買い、授業が始まる前にクラスメイトと一緒に試食会。よく『チョコあーんぱん』や『コロン』をよく食べていた記憶があります。そしてお昼ご飯を食べて、またおやつ(笑)。学校の食堂で手作りされていたアイスロールケーキとプリンが美味しくて! そして学校帰りには宝塚の花のみちにある『永楽庵』で寳もなかもよく買っていました」
さらにおやつ好きが加速したのは、航空会社に勤務し、国内線のCAになってから。
「月に10泊くらいは仕事で全国各地に行っていたので、時間がないときは空港のターミナルで、余裕があれば散策しながら、土地土地のおいしい銘菓を買って食べるようになりました。どこにいってもたくさんの知らない美味しいおやつがあって。名古屋では『虎屋ういろ』のういろ、宮崎ではくじら羊羹やラブリー、クリームチーズまんじゅうなど、各地に好きなおやつができました。このときに、食べる楽しさだけでなく、見つける楽しさも知ったんです」
その後、結婚を機に東京に移り住んだ山根さん。雑誌で見かけたおやつをすぐに買いに行けることが嬉しくて、新しくできたお店を巡るのが趣味になっていったそう。
「当時は六本木ヒルズや丸ビルなど商業施設が次々にでき始めた頃で、海外からも美味しいお店がいくつも上陸していました。まだその頃はSNSもなかったし、出始めてからも利用することがなかったので、そのおいしさや楽しさを共有するのは夫や友人だけでした」
おやつ愛が溢れる表情にも注目!ブロガー山根さんの”おやつハント“コレクション
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