ファッションエディターの松井陽子さんが年末年始のお休みに着ているニットアップをご紹介します。
皆さん、お元気ですか?
いよいよ年の瀬も迫ってきました。
前回は「黒」の圧にあやかりながら、よそ見もせずまっしぐらに入稿のラストスパートに全力疾走している最中でした。
今年はクリスマスツリーの飾り付けも夫と子ども任せでしたからね。出先から夜ふけに家に戻り、リビングの不思議な位置にドーンと置かれているのを見た時は「へ?」となりましたが、そんなことはOK、OK。やっておいてくれるなんて、なんとありがたきこと。どうもありがとうねー!
仕事を無事にコンプリートし、晴れてホリデーシーズンを迎えることができましたよ。やっほー!
……と、トンネルを抜けた今となれば、もうガラリと気分は変わります。
いま目に止まるのは、心をほぐしてくれるような柔和な色、明るくて華やかな色ばかり。
そんな自分を予測して、多忙中にチェックしていたのが、このセットアップ。
アンクレイヴの人気商品! ウールカシミヤ素材のニットとパンツです。
編集部で作業をしているときに、アンクレイヴのディレクターの東原たえちゃんとバッタリ会って、「ねー、ねー、たえちゃーん」と話していたところに、たまたま歩いてきた編集担当者がまさにこのパンツをはいていて。めぐりめぐって、私もこのアイテムに行きつきました(笑)。
たえちゃん曰く、ニットのセットアップって気楽で、コーディネートの悩みいらずで、しかもしゃれて見えるしと、本当に優秀ではあるが、ニットゆえ風を通すから見た目とは裏腹に寒いことも。「この素材は、イタリアの由緒あるテキスタイルメーカーの独特の紡績技術で作られたもの。ダブル編みで風も通しにくいから、本当に暖かい!」と。エクストラファインメリノをベースに、カシミヤやポリエステルなどが混紡されているから、スムーズで暖かで軽やかなのだそう。
実際に着ていた編集部の担当者も「暖かいし、ラクだし、冬のロケはこれ一択!」と太鼓判を押していたので、私も即決。ニットとパンツは単体で購入するのですが、同素材でセットアップになるものは、迷わず同色を買っておく方が結果的に有効活用できます。
トップスはラグランスリーブでトレーナーのようなデザイン。裾や手元のリブが長く、いいぐあい。どんなボトムスとも合わせられますし、カジュアルなデザインは何かと便利です。
一方のパンツはジョガータイプではなく、ストレートシルエット。腰位置から裾までピンタックが入っているのでルーズさを引き算してくれます。なんと言ってもいいのが、ヒップが小さめの設定であること。地厚なニットなのでボディラインを拾わず、下半身はすっきりと直線的なフォルムに。単品づかいにしてもこのシルエットなら合わせやすそうです。
馴染みやすいくすみ色のライトグレー系にするか、明るいエクリュにするか相当悩みましたが、よく見たらライトグレー系が売り切れていることが発覚し、エクリュに。
自動的に決まったものの、エクリュにしてよかったです。上下でならパッと晴れやかで、より華やか。それに、なんとなく優雅です。何しろラクして着映えが叶うなんて、最高です(笑)。
お出かけする時は、行き先に合わせてアウターと足元を変えるだけ。ウールのトレンチコートなら、少しだけキリッと見えてお仕事っぽく。
ヘルノのふわふわのエコファーのコートは、家族とのお出かけに。足元をカジュアルにすれば大袈裟になりません。このコートもこの冬の本命なので、また改めてご紹介しますね。
ということで、年末年始にヘビロテは決定。年明けからの冬のロケもこればかりになりそうです。
エクリュを清潔に保つのはなかなか気を遣いますが……、そのくらいの意識はあった方がいいかも。でないと、ラクに流されて本当にダメな人になりそう(苦笑)。
ちなみにこのニットは手洗い可能です。メンテナンスまで気楽でした!
2021年もいよいよ残りわずかですね。
皆さんはどんな一年でしたか?
なんだか不思議な気持ちのままに過ごしたこの一年。特に夏休み以降は、私は不思議な時空の中をふわふわ漂っているような気分でした。まだなんとなくそのムードは継続中で、しばらくはこのままなのかな? 締めくくるにも、若干ぼんやりしています。
家族や近しい友人、仕事仲間、そして記事を読んでくださっている読者の皆さんには感謝しかありません。どうもありがとうございます。
新しく始まる一年が、笑顔いっぱい、幸多き一年となりますように!
With lots of Love & Thax。。。
松井陽子
Yoko Matsui
Instagram: yoko_matsui_0628
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