書くのが好きな方、それを生かして仕事にしてみませんか? 今、チャンスの時代です。

人材エージェント会社「Waris(ワリス)」の共同代表としてフリーランスの女性をサポートしている田中美和さんに、「書くスキル」を活かした仕事のニーズについて伺いました。

ライター未経験から高単価の「書く仕事」で稼げるようになるには?【WEB文章術】_img0
 
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「経営者インタビュー」に「採用担当者のコラム」
企業のサイトにライター仕事発生中!


――前回は「ライター業を始めるなら、単価が安くてもまずは書いてお金をもらう仕事の実績を積もう」というお話を伺いました。今回は、ライターとしての付加価値をつけてステップアップする方法を伺います。

 

田中美和さん(以下、田中): 現在、出版社や新聞社などメディア事業以外の一般企業がオウンドメディア(自社発行の広報誌やウェブサイト)を運営するトレンドがあり、ここにたくさんの「書く仕事」が発生しています。B to C(企業が個人にモノを売る)の会社だけでなく、B to B(企業が企業にモノを売る)会社も、自社サイトを運営するようになっています。

たとえば、個人向け・法人向けに金融系のウェブサービスを提供している「マネーフォワード」や法人向けにクラウド人事労務ソフトを提供している「スマートHR」のサイトなどを見てみてください。こういった企業が運営するサイトにも、「経営者インタビュー」や「採用担当者のコラム」など、読み物記事がたくさんあります。

川端里恵(以下、バタやん):会社員の経験やその業界を知っていることが、そのまま得意ジャンルとして執筆に活かせるわけですね。

田中:そうなんです。そういう意味で、企業で働いていた方がライターとして仕事ができるチャンスは確実に増えています。たとえば「ビジネスSNS」として知られる採用ウェブサイトの「Wantedly(ウォンテッドリー)」を例に見てみましょう。