せっかく忙しい合間をぬって会っても、友達の機嫌が悪いと、自分の気分まで下がってしまいますよね。
「たまたまその日は機嫌が悪かった」くらいなら問題ないのですが、会うたびに愚痴や悪口を聞かされるのは、考えもの。
機嫌の悪い友達とは、どんな付き合い方をすればいいのでしょうか?
相手の機嫌をとる必要はない!
友達の機嫌が悪いと、自分が相手の機嫌をよくしてあげようと思う人がいます。でも、相手が大人なら、そんな必要はありません。
なぜなら、自分の機嫌は、自分でとれるようになったほうがいいからです。自立をした大人であれば、相手に不愉快な思いをさせないためにも、自分の感情をコントロールすることは大切です。
あからさまに機嫌の悪い姿を見せる人は、「あなたは友達なのだから、自分が大変な思いをしているときは、受け止めてくれてもいいでしょ?」と思いがちです。でも、それは“当然の権利”ではありません。
もし「友達がわざわざ時間を作って、自分に会ってくれていること」を感謝する気持ちが少しでもあれば、できる限り、相手にとっても楽しい時間を過ごそうとするものです。
たとえ愚痴や悪口を聞いてもらうにしても、ただただ相手に怒りの感情をぶつけることはしないで、「相談」という形で、冷静に状況を説明して、話を聞いてもらったときは、「ありがとう。おかげでスッキリした」とお礼を言ったほうがいいもの。
感謝することで、聞き手の自己重要感(※「自分は価値があるのだ」という思い)を満たすことができるので、相手にとっても、「ただただうっぷんを晴らすのを手伝わされた、残念な出来事」でなくなるのです。
そういう気遣いができない相手と付き合い続けると、“いいように使われてしまう”ことが多いので、注意が必要です。
人の機嫌をとるのは、ストレスがたまるもの。愚痴や悪口は、言っているほうはスッキリしますが、「聞いている人のエネルギーを奪う行為」です。
できることなら、穴でも掘って、そこに向かって言ってもらいたいものですよね(苦笑)。
実は、「相性が合わない」可能性がある!
人によって、心地よいと思う「ポジティブとネガティブのバランス」があります。ネガティブ寄りの人は、ポジティブな状況になると、わざと悪口や不平不満などを言って場の空気を落とす癖があります。そういう状態のほうが心地いいからです。
もし自分がポジティブ寄りの場合は、そういう相手とは「相性が合わない」のかもしれません。
いくら友達であっても、相性の悪い相手と付き合い続けるとストレスがたまるので、場合によっては、少し距離を空けたほうがいいこともあります。
もちろん、“共通の敵”がいる場合は、お互いに愚痴や悪口を言い合って、スッキリし合うことはあるでしょう。
でも、自分は部外者なのに、会うたびに一方的に自分と関係ない人の愚痴や悪口を聞かされ、“うっぷんの掃き溜め”にされてしまうのは、割に合わないものです。
もし気心が知れた相手である場合は、「会うたびに愚痴や悪口を聞かされるのは、疲れるからやめてほしい」とキッパリ言ってもいいでしょう。
これは、親しい関係ではないと、なかなか言えないことですけどね。
なかには、いつもは機嫌がいいのに、「お酒を飲むと愚痴が増える人」もいます。そういう相手と会うときは、なるべくお酒抜きで、喫茶店などで「お茶をする」ようにもっていくといいでしょう。
逆に、自分のほうがいつも愚痴っていて友達が離れていってしまった、という経験のある人も少なくありません。
いつも機嫌のいい人は、どんなことをして自分の機嫌を取っているのでしょうか。次のページで紹介します。
【漫画】機嫌が悪い女友達の対処法
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