人付き合いが苦手で悩んでいる人は、意外といます。無理に人付き合いをする必要はありませんが、やはり仲良くなりたい人とは、いい関係を築きたいもの。
大切な関係を壊しやすい人が気を付けたほうがいいことは何でしょうか。


人付き合いが苦手な人の2タイプ

「私を分かってという圧がすごい...」人付き合いが下手な人にありがちな2つのパターン_img0
 

人付き合いがうまくいかない人は、主に2タイプあります。それは、「我を出し過ぎて、関係が悪くなってしまう人」と「自分を出せなくて、相手に従ってしまう人」です。
前者は、相手に受け入れられなくなってしまうことが多く、逆に後者は、自分が苦しくなり、関係を続けられなくなってしまうことが少なくありません。
対策方法はそれぞれ違います。1つずつ紹介していきます。

 


「我を出し過ぎて、関係が悪くなってしまう人」の対策


我を出し過ぎてしまって、嫌われてしまった経験がある人は意外といます。こういう人は、相手に「自分を受け止めてもらうこと」を求めすぎる傾向があります。「私を分かって。受け止めて」という圧が強いため、相手を後ずさりさせてしまうところがあるのです。
特にコンプレックスが強い人は、相手に認めてもらうおうとして、自己アピールや自慢話をすることが多いので、いい印象を持たれなくなってしまうことは少なくありません。

実は人付き合いの前に、「自己との付き合いを良好にする」必要があります。それが対人においての言動にもつながるからです。
自分で自己を認められないと、人に受け止めてもらって安心しようとするところがあるので、まずはきちんと自分を「OK」と思えるようになることが大切です。
自己を肯定できるようになると、むやみに人に自分を分かってもらおうとしなくなるし、さらに自分に対して悪い評価をする人が出てきても、大して気にならなくなってくるのです。

自分を認められるようになるためには、劣等感をなくし、自己肯定感を高めることが大事です。そのためにも、実は「自分に正直でいること」が大切なのです。自分の心に問いかけ、“自分が納得できる自己”になることが重要だからです。
意外と多くの人が、自分にすら嘘をついています。でも、自分を騙しきれないから心が不安定になり、自己承認欲求が強くなったり、自慢話をするようになったりしてしまうのです。

また、理想が高すぎると、どんなにがんばっていても、自己を認められません。そして、自分の本質とは違う理想像を抱いてしまうと、その通りにはなれなくて苦しんでしまいます。たとえば、本来は庶民的なキャラクターの人が、セレブキャラになろうとすると、辛くなってきてしまうことも。
だから、「自分自身をよく知ること」「“ありのままの自分”を受け止め、成長を願うこと」が重要です。たとえ完全に認めるのは難しくても、「今の自分は、“アリ”だ」と思えるようになれば、「人に自分のことを認めてもらって安心しよう」とはしなくなるので、我を出し過ぎることは減ってくるでしょう。

また、日頃、自分の話ばかりし過ぎてしまう人は、意図して、「相手の話を聞く」ことを意識したほうがいいでしょう。そうしないと、相手は「自分の話を聞いてくれない」→「私(僕)のことを分かってくれない(大切にしてくれない)&つまらない」→「一緒にいたくない」と思ってしまうことが多いからです。
逆を言えば、「自分の話を聞いてくれる」→「私(僕)のことを理解してくれている(大切にしてくれている)&楽しい」→「もっと一緒にいたい」となるもの。だから、受け止められることばかりを考えずに、「相手を理解し、受け止める」ことを大切にするといいでしょう。

我を出し過ぎてしまう人は、本音を言いすぎて嫌われてしまうことも少なくありません。特に、「悪口」には気を付けたほうがいいでしょう。それについては、次のページで紹介します。
 

次ページ▶︎ 「仲が良くても、本音を言わないほうがいいこともある」について

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