「顔が見えない状態で恋に落ち、結婚までたどり着くことは可能なのか──?」 2月初旬に配信をスタートして以降、SNSなどの口コミを通してじわじわと人気が高まったNetflix配信の恋愛リアリティショー『ラブ・イズ・ブラインド JAPAN』。
意外なことに、これまでリアリティショーに全く興味がなかったにも関わらず、本作品には熱狂的にハマったというアラフォー女性も多くいたようです。その理由は何なのでしょうか?
『ラブ・イズ・ブラインド JAPAN』の大ファンである女性、エリさん(40)とユキノさん(41)にお話を聞いてみるとーー。
エリさん:『ラブ・イズ・ブラインド JAPAN』の面白いところは、恋愛というよりも、その先の「夫婦とは何か? 結婚生活とは何か?」がぎゅっと詰まっているところ。これまでそのテーマにさんざん向かい合ってきた身としては、ただ恋人になることが目的の恋愛リアリティショーよりも、感情移入できる部分が多かったです。
『ラブ・イズ・ブラインド JAPAN』のルールは以下のとおり。
まずはお互いの顔が見えない“ポッド”と呼ばれる空間の中で、すべての異性メンバーとコミュニケーションを重ね、気持ちが通じ合ったカップルはプロポーズを経てカップル成立。そして二人きりで旅に出るバカンス、さらには3週間の同棲生活。最後に、結婚式で誓いの言葉を交わすと正式なゴールインとなります。
ユキノさん:ただ恋人同士になるかどうかではなく、結婚するかどうかを考えなくてはならないから、人生がかかっているという“ガチ感”がやはりリアルでしたね。
エリさん:一番面白かったのは、やっぱり3週間の同棲生活。たった3週間ですが、観ている方も「夫婦とは?」を何度も考えさせられる。実は私、結婚前の同棲って反対派だったんですよ。わざわざ結婚前にすべてをさらけ出したら、結婚のチャンスを逃してしまう可能性もあるから、と。
でも番組を観ていたら、考えをあらためました(笑)。結局、結婚することがゴールではなく、その先にある生活や夫婦としての相性が本当に大切。それを確認する前にうっかり結婚して失敗するよりも、同棲して確認してからのほうが安全だな、と。中には、同棲しなければわからなかったとんでもない一面を隠し持っていた男性メンバーもいたので……。
ユキノさん:私はバツイチなんですが、夫婦としてうまくやっていくためには、これができていたらよかった……あれをやらなければよかった……みたいな反省をしながら観ていましたね。胸にナイフがグサリグサリと突き刺さるような感じ(笑)。
次ページでは、成立したカップルとそうでなかったカップルの違いについて、さらに深堀ります(内容のネタバレを含みます)。
夫婦とは何か? リアルに問いかけてくる、注目のリアリティショー
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