ファッションエディターの松井陽子さんが、お気に入りのエコバッグを紹介します。
皆さん、こんにちは。
お変わりなく、お元気ですか？
春が確実に近づいてきていますね。季節が前へ、前へと動いている感じ。ぷっくりとふくらんだ蕾を見つけて、体に当たる風に変化を感じて……。んー、わくわくしますね！
この季節、とっても気になっているのがグリーン。緑色です。
くすみのない、きっぱりと生き生きとしたグリーンを見かけるとついつい手が伸びてしまいます。反射的に、というか、もはや本能的に。
グリーンといえば、植物の色。フレッシュな芽吹きの色。この時期に目に留まるというのは動物としてごく自然なことなのでしょうか。
しかもこの春のトレンドカラーなので、ぶらりと覗いたショップのラックの中にグリーンを見つけることが多々あります。「わ、あるある！」と、ついうれしくてなって、パンツを試着したり、ニットを顔に合わせてみたり。
ところが、ところが。なんとなくしっくりこない。面積が大きいからか、あるいは素材との相性なのか。
もしかしたら、私には似合わないのかも……ということだけは、大好きなので思いたくない、思わないようにしているのだけれど。着たいという気持ちは前のめり、でもやっぱりどこか違うんだよねーって。私の気持ちとは裏腹に、残念なほど噛み合っていないのです。
頭の片隅にはいつもグリーンを抱えながら過ごしていた、そんなある日。
エスカレーターを下りながら、横目に映り込んできたのがアダム エ ロペの店内に並んでいたグリーンのバッグでした。即行で戻ってみると、ありました。
グリーンのエコバッグ。ゼブラ柄のようなマットなナイロンバッグです。
エコバッグの適正価格が分かりませんが、3000円前半だったら大正解。荷物はたっぷりと入るし、マチもあるし、そして厚みもほどよく安心して持てそうだから。
そう。ようやく見つけられましたー！ 私にとってのitなグリーン！
編集部で作業する今日はこんな感じ。
スウェット＋ニットパンツ＋スニーカーのらくちんスタイルに、ツィード風ニットアウターを。忙しさにかまけて髪も……という日に最強な、エルメスのスカーフをヘアアクセに。グリーンのバッグがモノトーンコーデのアクセントにもなってくれます。
スタイリングにおけるエコバッグは、多少派手なくらいがポイントになっていい感じ。靴同様、ここだけは別人格なくらいが面白いので、私は合わせる洋服を問わずに持ち歩いています。
気持ちの良いグリーンと、クリーンな白。このコンビネーションも新鮮で、とても気に入っています。そして何よりも、春を目前に大好きなグリーンを携帯できるなんて本当にうれしい！
パンツよりもニットよりも、エコバッグで落ち着きました。
これがグリーンを取り入れたかった私の正解形。大満足です！
日々いろんなことが起きていても、今年も春はちゃんとやって来てくれます。ふと立ち止まってみると、そんな当たり前のことがとても尊いことのように感じられました。
この芽吹きの季節、新しい季節をちゃんと噛みしめたいなって、改めてそう思います。
2週間後の次回は、さらに春気分になっているのかな？
楽しみですね。
また記事を通してお会いしましょう！
See ya!
松井陽子
Yoko Matsui
Instagram: yoko_matsui_0628
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