ファッションエディターの松井陽子さんが、エルメスのネイルカラーを紹介します。


皆さん、こんにちは。
心落ち着かない毎日が続いています。お変わりなく、お元気ですか。

先週中に雑誌の撮影と編集部作業を終え、今週はずっと自宅で入稿。PCさえあればどこでも仕事ができるのは、本当にありがたいことです。

寒い冬、外出せず家で過ごす日は、ほぼスウェットです。明るい色のニットか、柔らかニット。そしてユニクロのボアスウェット。このセットはもはや定番で、ユニフォームのよう。

 

今日のコーディネートも、白いニットは以前にもご紹介した、パンツとセットアップになっているアンクレイヴのもの。見えていないけれど、ボアスウェットはトップスと同じ白系で、見た目は明るく、気分良く。

 

そして、指先にはネイルカラーを。これまでの記事にも何度となく書いてきましたが、入稿のためにPCに向かう前に、必ずその時のお気に入りの色を選んでつけています。意識を高めるための、まるで儀式のように。

長時間座り続けるので、暖かくて快適なスウェットパンツは欠かせませんが、かと言ってパジャマのままの気分では、原稿の中で繰り広げられる世界と自分の姿の乖離が激しすぎて気持ちがついていかない。

確かに言えるのは、視界に入る指先にうっとりできると、所作もどこか優雅になりますし、間違いなく気分も上がります。即効性が高いので、ぜひ試してみてください。

 

ネイルカラーはエルメスの85番、濃密な赤、です。この赤いネイルカラーは、10月の終わりだったか、銀座のエルメスで購入しました。

こっくりと深みのあるこの赤は、まさに探していた色。青味は抑えられ、どちらかというと茶系な赤なのですが、カジュアルにもつけられて、ほんのりと妖艶。とってもいい感じなのです。乾きも早くて、爪が重たくない……と言うのは私の個人的な感想ですが、息苦しさが少ない気がします。冬もサーフィンをするので爪はいつでも短く切っているのですが、その爪に塗ってもどこか大人のムードを作ってくれるのだから、本当に素敵なネイルカラーです。

 

ネイルカラーと、一緒に買ったのが、ネイルオイル。原稿を書きながら、時折塗っています。これが本当に柔らかくて素敵な香り! あまりにいい香りだから塗る頻度も高めになり、そのおかげで今年はいつもの冬よりも爪や手が元気なような気がしています。

そして、もう一つ。これもまた写っていませんが、好きな香りも身につけています。FUEGUIAの「Muskara Phero J.(ムスカラ フェロ ジェイ)」。

香りといえば、ここ何年か、こればかり。旅行にも持っていくほど愛用しています。肌に乗せると確かに香るのに、フェロモンと類似した「香りのない分子」を採用しているという、とてもミステリアスなフレグランスなのです。朝、顔を洗って化粧水をつけるように、習慣的に身につけています。肌の本来的な香り分子を吸着して揮発を促す成分が、肌本来の香りと呼応するのだとか。←公式サイトによると。人によって香りが異なるというのですから、それもまた魅惑的。


幼い頃から憧れていた大人の女性は、ほぼマニキュアを塗っていました。毎日ではなかったけれど、母の指先にマニキュアが塗られていると、それだけでうれしかった記憶があります。おしゃれに気を遣っている女性だと思えるのがうれしかったのか、よくわからないけれど。

この先さらに年齢を重ねても、自分の中の女性性を気にかけるようにしたいなと思っています。メイクなど他のことがあまりに無頓着だからこそ、手をかけるところはちゃんと手をかける。……そのくらいだからこそ、楽しみながら気にかけられるのかな……なんて都合よく考えてみたり(笑)。

と、入稿中の私はいつもこんな感じです。ついでに言うなら、毎日お決まりのアクセサリーは家でもつけています。


来月、再来月……あと2ヶ月もすると季節も春! ですね。
少し先の楽しみを時々引っ張り出しながら、気持ちだけでも穏やかに過ごしましょう。

また2週間後に!

Good day!!
 

松井陽子
Yoko Matsui
Instagram: yoko_matsui_0628

ネイルカラー#エルメス
フレグランス#フエギア

ファッションエディター松井陽子さんの最新20ルック
▼右にスワイプしてください▼

【40代コーデ】ファッションエディター松井陽子さんの最新20ルック>>


前回記事「見た目以上の暖かさ!「ヘルノ」のふわもこコートがあれば真冬も安心」はこちら>>

これまで紹介したコーディネート一覧を見る