緊急時のペットの預け先はどこがベスト?
ペットの預け先には、大きく分けて以下の4つがあります。
預け先① 家族や親戚、親しいペット仲間
最初に、家族や親戚の中でペット自身がよく懐いている人に世話をお願いできないかを考えてみてください。また、犬仲間や猫仲間など、同じ種類のペットを飼っている知人なども頼りになる存在です。緊急の場合に対応してもらえるかどうか、事前に確認しておくと安心です。
緊急時に備え、日頃からペットの健康管理やしつけなどにも気を配り、他人にも慣れさせておくと良いでしょう。ペットに病気や噛み癖があると、預かってくれる人を探すのが難しくなります。普段から預け先の人に会わせておくなど、工夫をしてみてください。
また、預け先で他のペットを飼っている場合、相性が良いことも条件となります。もしペット同士の相性が良くなければ、別の預け先を探しておくことをおススメします。預かっていただく場合は寸志程度のお礼も忘れないでくださいね。
預け先② 動物病院やトリミングサロン
数日から数週間の入院であれば、かかりつけの動物病院やトリミングサロンが最も有力な候補です。ただし、入院や一時預かり用のケージなどでのケアになるため、期間が長くなるとペットにストレスがかかる心配もあります。半面、健康面は毎日チェックしてもらえるので、そういった面では安心です。
飼い主の入院期間が決まっていれば問題ありませんが、入院してみないと期間がわからない場合は、次の予約が入っている可能性もあります。そのため、どこまで延長できるのかがネックになることも。料金的には1泊2500~5000円ぐらいが最も多い価格帯です。
預け先③ ペットホテル
ペットホテルの場合、料金や詳細な利用条件、送迎の有無などを事前確認しておくことが大切です。サービス内容はさまざまで、中にはケージ飼いではなく、部屋貸しのペットホテルもあります。これは6畳などの1部屋を貸出し、常駐のペットシッターが時間を決めて食事や排せつなどのケアをしてくれるというもの。多頭飼いの場合は一緒にケアしてもらえるので理想的ですが、料金は高めになります。
預け先④ ペットシッターやNPO法人
ペットと一緒にいることはできるけれど、散歩や食事の世話だけが難しいという場合は、自宅に来てくれるペットシッターに依頼するという方法もあります。他にも、ペットの緊急預かりサービスを行ってくれるNPO法人も以前に比べて増えてきました。期間の相談ができる場合も多く、3ヵ月など長期の相談にも応じてくれる可能性も。
これらの民間事業者のサービスや店舗などは、ネットや情報誌などで探すことができます。料金的には1泊4000~10000円ぐらいが最も多く、10日以上の長期割引制度などを設けている施設も多いようです。
『日本ペットシッターサービス』>>
『ペットシッターSOS』>>
緊急時のペットの預け先の一覧はこちら
▼右にスワイプしてください▼
構成/渋澤和世
取材・文/井手朋子
編集/佐野倫子
前回記事「「施設によって月10万円も差があるの!?」後悔しない老人ホーム選びのポイントとは?」>>
- 1
- 2
Comment