“キム秘書”でアラサーOLだったパク・ミニョンも30代後半に突入
本作のキャスティングが発表された際、「パク・ミニョンが年の差ドラマをやるの!?」と、とても意外に思ったことを覚えています。
なぜなら、もともと彼女は、『キム秘書はいったい、なぜ?』や『彼女の私生活』など、オフィスラブを描いたラブコメ作品への出演が多く、ファッションのイメージもあって、いかにもモテ系のアラサーOL! という印象だったからです。
過去の作品ではいつも、“御曹司やセレブ男性から見初められるシンデレラガール”という役柄でした。
そんなミニョンも、現在36歳。今作『気象庁の人々〜』のチン・ハギョン役では、従来のイメージを一新することとなりました。
年上の彼女という設定だけでなく、職場では最年少の女性課長としてバリバリ働くキャリアウーマン。相変わらず外見は年齢不詳の美しさをキープし続けているパク・ミニョンですが、“キム秘書”だった彼女が、“チン課長”へと進化した姿を見て、30代後半に突入した彼女にとっては、この役は新しい挑戦だったのかもしれないと感じました。
私は個人的には、年の差ドラマがハマる女優というと、まずソン・ヘギョを思い浮かべます。年下男性を虜にするようないかにも“小悪魔的美女”のソン・ヘギョとは対照的に、パク・ミニョンはどちらかというと、はつらつとした真っ直ぐな印象で、魔性の女的なイメージは一切ありません。だからこそ初めは意外でした。
しかし、課長としてチームをまとめる難しさにぶつかったり、親からの結婚のプレッシャーに頭を抱えたり、さまざまな問題に全力でぶつかる等身大の姿がミニョンらしく、好感を抱いた人が多かったと思います。ミニョンらしい“年上彼女”を演じたことで、新境地を開いたと言えるのかもしれません。
超イケメンの顔と肉体のギャップが凄い!
そしてパク・ミニョンの年下彼氏役を演じたのが、ソン・ガンでした。
「ソン・ガンの顔を拝むためにこのドラマを見ていた」という女性が続出したほど、超イケメンな彼のビジュアルも見どころの一つだと断言できます。
ソン・ガンは、昨年のヒットドラマ『わかっていても』で一躍スターになった、今勢いのある俳優です。その際は、“曖昧な関係を楽しみながら、特定の彼女は作らない男性”を演じたため、イケメンだけどダメ男のイメージしかなく、かわいい笑顔も憎たらしく見えて仕方ありませんでした。
ところが『気象庁の人々〜』では、年上彼女を一途に愛する恋人イ・シウ役を熱演。(とはいえ、結婚が絡むと彼にもある問題が浮上するのですが……ネタバレになるのでここでは割愛します。)
注目すべきは……ソン・ガンの顔と肉体のギャップです(笑)。
俳優たちの見事に鍛え上げられた肉体がシャワーシーンなどで拝めるのは、韓国ドラマあるあるですが、ソン・ガンは別格。かわいくピュアな雰囲気の顔立ちと、その筋肉モリモリの身体のギャップが本当に凄いんです。
『わかっていても』の時は、20代のファンを増やしたと思われますが、今作で一気にアラフォー女性たちの心を掴んだことでしょう。ソン・ガンにとっても新しい魅力を開拓できた作品と言えそうです。
さらには、うっとりするほど美しい主演二人のラブシーンにも要注目。ソン・ガンが童顔なので、いくら若見えするパク・ミニョンであっても、並んでいるとどうしても漂ってしまう年の差感。ところがそれが逆に、「こんな年の差の恋があってもいいのかも……」と妄想させてくれて、アラフォーの私からするとキュンとするんですよね……。
また『気象庁の人々〜』で面白かったのは、主演カップルの恋の行方だけではなく、登場人物それぞれの人生が描かれているところ。共通するのが、夫婦や家族という関係を維持することの苦悩や困難だったように思います。
よくある年の差恋愛ドラマのように、“年の差という弊害を乗り越えて、二人が結ばれる”といった単純なラブストーリーではなかった点が新鮮でした。
結婚すれば幸せになれるわけではなく、家族を持ったからこそ直面しなくてはならない問題がある。そんな現実についても、多くを考えさせられるドラマでした。
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