春うららな午後のある日、バタやん、ついにリーディンググラスを作りました。

 

夕暮れどき、PCに向かいながらスマホを開いた瞬間、化粧品の箱の裏書きを確認するとき……うぅっとなって、目をしぱしぱすることが増えました。すごく近眼なため、老眼はまだまだ先と思っていたのですが。中距離と近くをいったりきたりするときと、小さい字を読むときのストレスが、無視できないほどになってきて。ついに、メガネを作ることを決意しました。

 


作りに行ったのは「MASUNAGA(増永眼鏡)」です。

日本の眼鏡と言えば、福井の鯖江が有名ですよね。そもそも福井でめがね産業を興したのが増永眼鏡さんという、創業100周年を超える超老舗なんです。そんな増永眼鏡の直営店「MASUNAGA 1905」が下北沢の新スポット・個店街「reload」にオープンと聞いて、行ってみたのです。

購入したのはこちらの小さめのラウンド型(GMS-22)。マーブル模様のアセテートとメタルのコンビになっています。
オリジナルのケースもかっちょええ。

老舗の眼鏡屋さんの直営店と聞いて、職人気質の店主がちょこんと店頭に……みたいなのを勝手に想像していました。下北沢reloadのショップには、最先端デジタル3D機器がズドンと真ん中に置かれてまして。9台のカメラで、瞳孔の間の距離や目の高さなどを計測してくれます。今回、私はそこまで細かく調整してもらってはいませんが、たしかに同じ顔の幅でも、黒目の位置は人によって違うから、それにピッタリ合わせてもらえたら、かけ心地が楽そうですよね。

初めて買うリーディンググラスなら、雑貨屋や本屋さんで売っている既製品の安いものでもいいかなと思ったんですけど。私はどうも視力に左右差があるみたいで。両目同じ度数だと余計にクラクラしてしまったんです。計測の結果、やはり少し左目のほうが老眼が進んでいました。

ストレスなく本を読めるって素晴らしい。最近の単行本は“書体くっきり大きめ”傾向ですけどね。昔の文庫本などを読むと字の小ささと薄さにびっくりしますよね。
店頭できめ細かく調整してくださったので、横から見てもピッタリフィット。ずり落ちてきません。


ここまで読んで、あれ、ミモレコラボの眼鏡じゃないの? と思った方。素晴らしい!
「mi-mollet×大草直子×OWNDAYS」の眼鏡は、発売直後に近視用として作っちゃったんです。

16型全部かけ比べて、最終的にどれを買ったかというと、メタルフレームのカーキです。

mi-mollet × OWNDAYS(メタル・カーキ)。一番、オリーブガールっぽかったのでこちらにしました。
OWNDAYSのほうがレンズが大きめで視野が広いです。日中のお出かけはこちらで。


本を読むにも、スマホをチェックするにも、化粧品の裏書きを確認しながら原稿を書くにも、なんのストレスもなくなって。なぜもっと早く買わなかったのか……何をためらっていたのか……と3月までの自分を責めたいくらい。

近視・遠視・乱視用、老眼鏡、伊達メガネ、サングラス問わず、お気に入りのフレームとストレスのないかけ心地が手に入ると積極的にかけようという気にもなれますね。
 

バタやんの眼鏡スタイルいろいろ
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