本当のところ、日本は外国人からどう見えている？
外国人に日本の印象を聞くと、われわれ日本人が持つイメージとは大きく異なることがあってなかなか面白いですよね。外国人視点で日本を紹介するテレビ番組が多く存在するのもそのためだと思いますが、なかでもバラエティ系は「日本って実はすごい！」「日本人は世界から尊敬されている！」といった礼賛系の内容が多く、筆者は自分の承認欲求が満たされた気にもなるので、似たような番組ばかりを追いかけていた時期がありました。
でも、冷静に考えると、そこまでいいことづくしのはずがないですよね。ここに登場する「日本すごい！」はあくまでも娯楽で、実際は違っているのではないか？ 礼賛に酔いながらもそう思ってしまう瞬間がありました。
外国人が抱くリアルな日本人像とはどんなものか？ それを知るのに最適なのが、『海外メディアは見た 不思議の国ニッポン』という本です。海外の日本関連記事を数多く掲載してきた雑誌『クーリエ・ジャポン』（現在はWebで展開）が発信する本書には、外国人には奇妙に見えてしまう日本の慣習や現象が取り上げられていて、礼賛系のバラエティ番組とはまた違った刺激を得ることができました。
今回は、楽しみながら知見を広げることができる本書から、「義理チョコ」「男女の賃金格差」「年功序列制度」について書かれた部分をご紹介いたします！
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