できたての「ホットスフレ」はカートに乗ってやってきます。なぜかといえば、少しでも熱々を食べて欲しいというお店の方の心遣いで、熱した鉄板の上にのってやってくるから。

老舗洋菓子店ウエストで味わう「スフレ」が運ぶ幸せ。【山根亜希子の喫茶店めぐり】_img1

運んできて下さったスタッフの方を見ていただけるとわかる通り、本当に熱々なのでグローブをされています。拍手でお出迎え♡ パチパチ~。

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ふっくらと焼き上がりココットからはみ出したスフレ。しっかりとついた焼き目からしておいしそう! 一緒にいただくのはホットティー。私はアール・グレイが定番ですが、ダージリンやキームンも選ぶことができます。ちなみにアイスティーはニルギリ、ロイヤルミルクティーはアッサムの茶葉を使っているそう。ホットスフレ¥1320、ティー¥1100(セットの場合は¥1980)。

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特製のカスタードクリームをのせていただきます。あっという間にしぼんでしまうので、テーブルに置かれたらすぐにいただきます。ふわっふわで、口に入れた瞬間とろけるスフレ。私も溶けていまいそうなくらい幸せです。

ホットスフレはオーダーしてから20分ほどかかりますが、一刻も早く食べたい気持ちを抑えながら、ワクワク&ソワソワして待つ時間も嫌いではありません。おしゃべりしたり、お店の中央に飾られている大きな花やきびきびと働く、気持ちのいいスタッフの方々を眺めたり……。ちなみに私、お店の方が着ている制服もとても好きで。誠実さが伝わるシンプルな制服。創業以来、変わっていないそうです。一度、リニューアル案もあったけれど、やっぱり今の制服がいいね、ということになり、ずっと変わらずになのだそう。

 


ホットスフレ以外にも青山ガーデンといえば、ケーキスタンドに乗ってやってくるケーキも名物。入れ替わりながらも常時20種類くらいあるのですが、定番はあるものの、何があるかはその時期にあるおいしい食材次第。

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ぎゅぎゅっと並ぶおいしいケーキたち。ケーキはすべて青山ガーデンの3階にある工房でパティシエたちが手作りしたもの。

同じ桃を使ったケーキだったとしても、この時期は○○産の白桃、明日からは○○産の黄桃といった具合に細やかにおいしい食材を選び抜き、それにともなってレシピも少しずつ変えているので、わずか数日しか店頭に出ないケーキもあるのだとか。まさに一期一会! 

最後に取材に伺ったときに教えていただいたとっておき情報をひとつ。ドライケーキのヴィクトリアは温めて食べてもおいしいんですって!

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関西に住んでいた頃から憧れていた銀座ウエスト。このロゴを見ると今も胸が高鳴ります。

SHOP INFORMATION
ウエスト青山ガーデン<WEST AOYAMA GARDEN>住所:東京都港区南青山1-22-10
電話番号:03-3403-1818
営業時間:11時~20時

定休日:なし

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撮影/須藤敬一
ヘア&メイク/久保フユミ(ROI)
構成・文/幸山梨奈

 

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