ボブは今、ヘアサロンで最もオーダー率の高いヘアスタイルと言われ、どの世代からも「やってみたい髪型」の上位に挙げられるほど空前のブームとなっています。パツンとしたモード系や前髪アップのスマートカジュアル風、ちょっと長めのロブスタイルなど、今やデザインの幅は広がるばかり。なかでも40代が失敗しないボブとしてイチオシしたいのが、“リップライン”で作るコンパクトなボブ。
フェイスラインを優しく包むこの長さは、適度に輪郭補正効果があるため“顔は小さく、首は長く”見えるのが特徴。また、この絶妙なコンパクト感が目鼻立ちにマジックをかけ、引き締まった若々しい印象に演出します。
「ヘアスタイルをチェンジしたい!」、「ぼやけた顔の印象を引どうにかしたい!」なんて人におすすめの“リップラインボブ”をまとめました。
フェイスラインのルーズ感が素敵!
大人仕立てのAラインボブ
アシメなシルエットがおしゃれな、アンニュイな雰囲気のボブ。あご上ラインでカットした後、内側に軽さを与えて髪の膨らみを解消。毛先から大きめのパーマでカールを加えれば、髪質問わず、自然なAラインのシルエットが生まれます。分け目を大胆にとり、顔まわりにルーズな毛流れをアピールするとおしゃれ。
担当スタイリスト・杉山 由夏さん(broocH)
ハチミツカラーのハイライトで
顔立ちに透明感をプラス
毛先側を間引いたミニボブにハニーゴールドのハイライトを入れて、ダメージレスなツヤをアピール。縦に輝く髪色が、ペタンとしやすい髪質にメリハリを与えてくれます。ブローで毛先をラフに動かし、薄っすらとヘアオイルなじませると抜け感のある印象が高まります。
担当スタイリスト・NAOMIさん(EMMA GINZA)
黒髪で作るワンレングスボブは
モードな雰囲気を好む人にお似合い
潔いワンレングスボブは、多毛でストレートの髪質と相性抜群。内側を間引くことで毛先に少しだけ丸みが出るので、パツンとし過ぎないのが特徴です。この緩やかなJラインが今っぽさを引き出すポイントに。艶やかな黒髪が生きて、モードな雰囲気が高まります。
担当スタイリスト・宮崎直哉さん(Tierra Harajuku)
コンパクトなシンプルボブは
小顔感&首の長い印象がアップ
シンプルなデザインの前下がりボブ。髪全体をオイルスタイリングした後、サイドを耳掛けして抜け感を出すと小顔感が高まります。デザインがシンプルなのでモードな服でもサラリと着こなせて、ファッションの幅も広がりそうです。
担当スタイリスト・石橋千紘さん(Beauty Connection Ginza Hair salon)
顔をすっきり出しても決まるのは
前下がりのカットラインにあり!
流行の耳掛け&デコ出しボブにしたい人におすすめのデザインがこちら。ベースは前下がりのボブなので、耳掛けしたときに毛先のラインが上がらず直線がキープできて、バランス感ある切りっぱなしボブ風に仕上がります。分け目は7:3で作り、ヘアオイルでスタイリングするとクールな雰囲気に。大人に似合う洗練ボブが簡単に作れます。
担当スタイリスト・高橋唯子さん(STRAMA)
立体感のあるバウンズボブで
洗練された顔立ちにシフト
サイドをリップラインに設定した前上がりのショートボブ。表面を中心に軽さを足し、ふんわり感をアピールしました。トレンドのシャープなボブとは違う、フェミニンで洗練された印象を好む人におすすめです。黒髪との相性もよく、キレイめカジュアルなファッションにもマッチ!
担当スタイリスト・バタコさん(grico harajuku)
2WAYも楽しめる
ラウンド型のショートボブ
毛先だけカットで動きを加えたショートボブは、手をかけなくても適度なボリューム感をキープ。耳に掛けるとスタイリッシュなショート風にもアレンジが可能です。長めの前髪は根元からフワッと立ち上げると、女っぽさと華やかさがアップします。スタイリングは、ヘアバームを中間から毛先だけに塗布し、ツヤと束感をプラスして。
担当スタイリスト・田代拳さん(ABBEY GINZA)
いかがでしたか? 大流行中のボブの中でも40代に似合うリップラインボブ。ぜひチェックしてみてください。
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取材・文/小澤佐知子
構成/國見香
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