おしゃれな大人から圧倒的支持を得ているボブ。せっかくトレンドの髪型にしたら、スタイリングも今っぽさを意識しましょう。最近の傾向は、ボブ×オイルスタイリングで束感や濡れ感、そしてツヤをしっかりアピールすること。オイルでスタイリングするだけで一気に垢抜け、パサつきや広がり、髪の褪色や前髪トラブルなど、気になるエイジング毛を“なかったこと”にする効果も絶大!

前回に引き続き、ヘアサロンgricoの原田さんにヘアオイルによるスタイリングのコツとつける順番について教えていただきます。


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 Before 

生山アキさん・40歳
ブローで毛流れを整えた状態がこちら。きれいなカットラインのボブですが、スタイリング剤の量が少ないと前髪のうねりや毛先のパサつきが目立ちます。
 


ベタっとしない! 乾きすぎない!
今っぽいボブを成功させる秘訣とは?


「ヘアオイルによるスタイリングの方法がわからない、という方は比較的多いですね」と原田さん。特につける量、つける場所の勘違いがヘアオイルを難しい印象にしているのだとか。
「大人世代は、スタイリング剤の適量は1プッシュと思い込んでいる方が目立ちます。ボブの場合、ヘアオイルは3プッシュぐらい使わないと今どきの束感が出にくく、また、時間経過と共に乾いてしまいます。また、毛先しかオイルを使わないのもアンバランス。今どきボブは全体になじませ、ウェットな髪質に揃えることで時代の空気感が生まれます。このとき、塗布する順番を意識するとベタベタ感も防げますよ」(原田さん)


絶妙な束感を叶える
スタイリング手順がこちら!


1. オイルを手のひらになじませる

 

スタイリング用オイルを3プッシュ程度手のひらに出したら、必ず指先まで広げる。このとき、指と指の間にもなじませるのがコツ。

2. 毛先からはNG! 先に根元側から塗布する

 

大人世代はつい“毛先から”&“毛先だけ”にスタイリング剤をつけがち。まずはこめかみに指を入れ、オールバックのイメージでかきあげるように根元付近からオイルをなじませます。トップやサイドも同じように後ろに向かってなじませましょう。このとき、前髪だけはそのまま残します。

3.バックはつむじ~毛先に向かって指を通す

 

後ろ側が乾いていると、バランス感が一気に崩れてしまいます。オールバックから、そのまま襟足に向かってオイルをなじませていきます。

4.前髪は上げて→下げての2段階でスタイリング

 
 

この段階で、手のひらに薄っすらと残っているオイルを前髪になじませることでつけすぎを防ぎます。
先ず、オールバック状態でなじませて毛流れをニュートラルに整えたら、束感を与えるように所々つまみながらスタイリングします。このとき、乾きやすい前髪の端にもきちんと束感をつくりましょう。この部分に束感を与えることで、輪郭も締まって見えます。

5.耳掛けしながら毛先側にオイルをプラス

 

毛先にオイルを馴染ませます。手のひらのオイルがなくなっていたら、微量のオイルを指先につけてから行いましょう。抜け感が欲しい人はサイドの毛束を耳掛けすると涼しげに。


 After 
オイルスタイリングで
髪質も美しく変身!

 

トレンドのボブは、今や街中でもメディアでも目にする機会が増え「私も切ってみようかな」と思う人も多いスタイル。一方でシンプルなデザインのため「地味見えする?」とか「重い印象になったら困る……」と躊躇することも。でも、ヘアオイルをきちんと使うことでボブは一気にこなれ感がアップします。ボブ×オイルのスタイリングをマスターして、大人のトレンドヘアを積極的に楽しんでいきましょう!

Salon Data・grico harajyuku東京都渋谷区神宮前6-14-12 モードS2F 3F
tel. 03-6427-9062


大流行の外ハネボブ。こなれた感のある女性はこちら!
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撮影/古谷利幸
取材・文/小澤佐知子
構成/國見香

 


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