ファッションエディター松井陽子さんのクローゼットの定番アイテム、白シャツと黒スカートのコーディネートを紹介します。
皆さんこんにちは。
お変わりなくお元気ですか。
2週に1度のこの「スタッフの”今日のコーデ”」。担当週になると、編集担当の幸山さんからお知らせメールをいただきます。
「毎日暑いですね。松井さんはどんな装いでお過ごしですか?」
「この夏の相棒ワンピース、見つかりましたでしょうか?」
などなど。こんな優しいメッセージとともに入稿日を教えていただくのですが、その度に「え? もう2週間?」と驚くというリアクション。それは、もはや安定。そして、お洋服のお買い物をしていない事実に、また驚く。苦笑
今年の夏は新しいお洋服との出会いがとても少ない私です。
梅雨があったような、なかったような。早々に夏が来たと思ったら、涼しくなって、また暑くなって。とある日は、風が強かったり、はたまた雨が強烈だったり……。忙しすぎる天気と気候に振り回され、気づいたらもう8月です。
毎年のように夏はワンピースを買って気分を盛り上げるのに、夏が近づいてくるあのワクワク感が足りなかったのか。私の中のヒットと出会えなかったのか……。まだ相棒ワンピースにも出会えぬまま、もうセールの季節という事実! なんでしょう。諦めを知ってしまったかのような、少し淋しい気持ちになります。
んー。色々と考えてみましたが、今年は単純にワンピースの気分ではなかった、というとてもシンプルな答えを自分の中に見つけました。笑
私にとってワンピースは1枚で完成させてくれる秀逸アイテムという位置付けです。特に夏は、サラッとした生地を纏う、風が通り抜けるような着心地が着心地が暑い夏にこそ快適なもの。そして、ちょっと大胆だったり、いつもよりも甘めなものも堂々と楽しめる特別な存在。
ところが、環境や状況がいろいろ変わった今、それへの反動というか、最近は、仕事に東京に行く日は、湘南でのコンフォート優先の装いではなく、どうやらもう少しだけ背筋を伸ばしたいという気持ちがあるみたい。
そんな今日、打合せで東京に行く日のコーディネートは、白シャツに黒のスカート。わかりやすいくらいのバックトゥベーシック。どちらもマディソンブルーの、私のクローゼットの定番アイテムです。
甘さはないけれど、かといって隙のないキリッと感でもない。このくらいが今の気分にちょうどいい気がしました。
シャツは、肩もセットインではなく、成り行きで肩から落ちる作り。ゆったりとした身幅で風が抜ける感じも夏に心地が良い。パキッとした白も、たまに着ると背筋が伸びるようでいい気分です。
夏本番、ゆるっとした感じがさらに加速する中、時々はこんな日があってもいいかな、と。日々のシーン、全部が気楽でなくてもいい、そんな気持ちが出てきたようです。
外に出たら、サングラスは手放せません。強すぎる人にならない、このEva Masakiのサングラスはやっぱりどこかエレガントで、手放せません。
バッグと靴はトッズの同じシリーズの色違い。キルティングのグラフィカルなデザインが気に入って選んだのですが、あえてバッグは黒、スリッポンは白を。
……あれ? 写真で見ると、スカートがシワっぽい……。出かける前に、大急ぎでアイロンをかけねば!
涼しげなよそ行き気分でしたが。……くー。
不必要に汗をかいてしまうではないの。涙
ちょこっと動くだけで汗をかく夏は、お出かけ前はトラップだらけ。
……でも、めげずに気分良く行ってきまーす!
それではまた2週間後に。
Good day!!
松井陽子
Yoko Matsui
Instagram: yoko_matsui_0628
【40代コーデ】ファッションエディター松井陽子さんの最新20ルック>>
前回記事「予定の多い日は「シャツ」に頼る。六本木ヒルズでドラえもんと一緒に」はこちら>>
Comment