2022年8月から小学生の息子と一緒にカナダのバンクーバー地域へしばらく移住をすることにしたファッションエディターが発信。母子留学を考え始めたきっかけから出発当日までの準備、渡航後は現地の学校や暮らしをリポートする連載です。今回は、海外移住のときの必需品、超特大スーツケース探しには苦戦しました。その結果、どんなスーツケースを使用したのか、紹介します。
【海外移住のスーツケースの中身】1年間の生活のために持ち込んだ親子2人分の荷物とは?>>
国際線の飛行機に預け入れできるスーツケースのサイズは「3辺の合計が158cm以内」
国際線の飛行機に預け入れできるスーツケースの大きさは、ほとんどの航空会社が3辺(縦・横・高さ)の合計が158cm以内というルールが多いです。
私が乗った日本航空の国際線は、荷物1個あたり、3辺(縦・横・高さ)の合計が203cm以内まで(別途、重さの制限もあり)預け入れができました。そのため、なるべく荷物をたくさん持参するには、できるだけ制限ギリギリまで大きいスーツケースを用意したいと思ったんです。
ですが、ほとんどの航空会社の制限が158cmなので、それより大きい特大サイズはあまり多く市販されておらず、探すのに苦戦したというわけです。
では、最終的に渡航用に選んだスーツケースを紹介していきます。
スーツケース①グローブトロッターの33インチスーツケース
これは私が持っていたスーツケースの中でいちばん大きなサイズ。もう10年近く愛用しているお気に入りです。
旅行が好きなので、スーツケースはいくつか持っていましたが、残りのものは1週間以内の旅行にはいいけれど、できるだけ預け荷物ギリギリのサイズで、効率よく荷物を運ぶには小さすぎたので、ほかで探すことにしました。計5個のスーツケースで渡航することにしたので、残り4個は今回のために追加購入したものです。
このグローブトロッターの33インチのメリットは、かなり高さがあるので、子供の野球のバットなど、長さのあるものも収まったことです(バットが入ったのは、5個のうち、唯一これだけ!)。ボックス型なので、内側に凸凹もなく、ものを収納しやすい点、見た目がおしゃれで気持ちが上がる点も気に入っています。繊細なように見えて、何度も海外旅行で使っているものの一度も修理に出したことがないくらい丈夫なところもいいですね。
デメリットは、たくさん荷物が入るからと荷物をパンパンに詰めすぎると、重くなりすぎること。また、普通の旅行では「2輪であること」を特に不便に思ったことはなかったのですが、今回はスーツケース5個(+手荷物)を、息子と2人で運ばなければならなかったため、やはり軽々と片手でどの方向にも転がせる4輪の便利さを実感しました……。
スーツケース②銀座カレンで購入した30インチのソフトキャリー
ここからは新しく買ったスーツケースです。
158cmの一般的なルールを超える大きなサイズのスーツケースがなかなか見つからない、あっても値段が高い……と悩んでいるところに思い出したのが、「銀座カレン」のお店です。
お店の方に許可を取り、撮影させていただきました。
コロナ禍前に海外からの旅行者の方達が“爆買い”をしている時期がありましたよね。そのとき、銀座を訪れた多くの旅行者の方が購入していたのが、「銀座カレン」のスーツケースです。店内どれでも(ほぼ)税抜き5000円で、海外のガイドブックに掲載されるほど大人気。店内はいつも大混雑、銀座の街並みにはここのスーツケースを手にした方をたくさん見かけていました。覚えている方もいらっしゃるでしょうか?
「ここならもしかしたら、5000円で大きなスーツケースが買えるかも!」
そんな淡い期待を込めて行ってみたら、やっぱりありました! 大きな30インチのスーツケースが5000円!
値段が安いので品質はどうかなと思っていましたが、4輪がかなりスムーズに動きノンストレスですし、カナダの空港で受け取ったときも、ホテルからエアビーへの移動を終えた今も、まったくきれいな状態で活躍してくれています。この値段で買えたことが本当に奇跡だと思いました。
また、布製のソフトキャリーよりも、ハードキャリーの方が好きとおっしゃる方も多いかもしれませんが、ソフトキャリーは、外ポケットへの物の出し入れが簡単なこと、生地が柔らかいので、多少荷物をパンパンに入れても側面が広がり収納できることがメリットです。
【写真】カナダ入国日の様子と到着してから見た風景
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