東京・目黒にある菓子店「雪ワタリテ麦イズル」

この風流な名前の小さなお店で作られるこだわりのクッキー、みなさんご存知でしょうか?

添加物、白砂糖不使用、素材はとことん体に良いもの。安心安全にこれほど気持ちを注ぐお菓子屋さんにこれまで出会ったことはありません。

 

店内の黒板に書かれている材料はこちら。

 

まだまだ日本では、安全で体に良いものは決して安価ではありません。価格を抑えるために添加物や安い材料を使ったお菓子が多く存在する中、安全性を重視し、選び抜かれた材料で丁寧にお菓子づくりをする「雪ワタリテ麦イズル」が私は大好きで、今回、健康意識も高いミモレの読者さんにご紹介したいと思います。

 

「雪ワタリテ麦イズル」の魅力は次の3つ。

 


1 材料の安心安全性

ビーガンやアレルギーの方にも対応できるお菓子が揃っているのもいいところです。これだけこだわりの材料費や手間をかけていて、お値段が決して高くないところも、お客さん想いで好感が持てます。
 

2 素材そのものを感じられる香りやお味の良さ

バターを使わずにこんなに美味しいの? とびっくりする「玄米ラムレーズン」
和三盆糖とあまおう苺のパウダーが、深みのある甘さを引き出す「あまおう苺とカカオのブールドネージュ」などなど。

 

とにかくどのクッキーも、素材そのもののお味が最大限に引き出された美味しさと香りで、一つ口にするたびに、嬉しくてにっこりするのです。

お菓子というと、糖分と脂肪分ばかりのイメージですが、「雪ワタリテ麦イズル」のお菓子は、タンパク質、ミネラル、ビタミン、様々な栄養分がたっぷり含まれているので、お菓子をいただく罪悪感はゼロ、そればかりか最近、急いでいるときなどに私は、朝食がわりにいただくこともしばしば。

見た目まで可愛い十数種類のクッキーには、それぞれの袋の三角に折られたタグの裏に、お菓子の材料などの解説が書かれていて、それを読むとまた美味しさと安心感が増すのも、嬉しいところです。

一袋410円〜529円 オンラインショップでは、一袋入りボックス、3袋入ボックス、6袋入ボックスなど様々な商品があります。リクエストにも応じられるそうなので、お店に直接ご相談ください。


3 思わずパケ買いしたくなる、デザインの可愛さ

ショッパーも箱も、中に入っているカードも、何もかも物語を感じさせるデザイン。この温かく優しいイラストは、店主のご友人でもあるイラストレーターhoko.さんによるものだそう。

お菓子箱好きの心を捉えて離さないのは、贈り物にする時、好きなデザインの箱を選べること。季節ごとに数種類のデザインの箱があり、クッキーを選び、箱も選んでラッピングしてもらえます。

今年の秋の箱はご覧の通りで、クッキーの数によって大中小選べます。

秋のお菓子箱 ①キレイ好きのきつね ②一房の葡萄 ③缶に入ったビスケット ④菊花開く ⑤せんす・オブ・ワンダー ⑥モンブラン山 ⑦とりとくま


さらにもう一つ「雪ワタリテ麦イズル」の魅力は、この美味しすぎるクッキーにぴったりの美味しいコーヒーも販売されていることなんです。

ドリップバッグで、このパッケージにもhoko.さんの3種類(星空、お花畑、スワン)のイラストが。

その名も「たそがれ珈琲」。

「たそがれる」、この美しい日本語がコーヒーの名前に付けられている、そのセンスもこのお店が大好きなポイント。

個包装のコーヒーは、バラ売りなのでクッキーと詰め合わせにもできます。

 
深煎りのチョコレートブレンドで、チョコレートのような風味とまろやかな口当たり、コクのある甘さが特徴です。一袋194円。 グァテマラ エル・コンスエロ農園 深煎り&ウガンダ ブゴエ 深煎り


最後になりますが、「雪ワタリテ麦イズル」という風情ある店名は、お店のサイトによると、漢字で雪下出麦と書き、 七十二候の中の第六十六候で五穀の精とも呼ばれる雪の下で少しずつ芽を伸ばしていく麦のことから取ったとのこと。

「秋に蒔かれ、雪や霜に耐えて年を越し、初夏に収穫を迎える麦の姿に人の辛苦を重ね、やがて迎える実りの季節の到来に思いをはせる時節、暮らしの中で四季の風情を感じとりながら、心を込めてお菓子を作っていきたい…」その店主の思いが、見事にお菓子に結実されている「雪ワタリテ麦イズル」。


これからもずっと応援していきたい素敵なお店です。
 

※価格は税込表記です。


ハートにも体にも優しいスイーツ「雪のワタリテ麦イズル」の世界へようこそ!
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構成/佐野倫子

 


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