自分を見失いそうになったときは“プチ網浜奈美DAY”を​


——網浜奈美は“自称サバサバ女”で、強気な言動で周囲を苦笑いさせがちです。丸山さんもキャラ作りが空回ってしまった経験はありますか?

丸山:中学生の頃にあか抜けた“ゆるふわ女子”に憧れて、ちょっと背伸びして大人向けの女性誌を呼んでいたら、同級生から「それ中学生が読むものじゃないから!」みたいなことを言われた記憶がありますね。「見たいものぐらい見させろよ!」って、めっちゃ心の中でキレました(笑)。日本ってそういう窮屈なところがありますね。でも別に友だちの意見に屈したわけではなくて、当時からちょっと背伸びした洋服を着ていましたね。自分の手持ちの服を駆使して、憧れのモデルさんと同じようなコーディネートを組んでいました。

とはいえ、基本的に人の目線を気にしてしまうタイプなので、まだまだ網浜さんみたいにはなれないですね。サバサバどころか、ネバネバで根クラな女なので、オクラ女子ですよ(笑)。だからこそ網浜奈美さんの鎧をまとえば息苦しさから開放される気もしていて。皆さんも、自分を見失いそうになったときは“プチ網浜奈美DAY”を設けてみたらいかがですか? ちょっと刺激が強すぎるかもしれないですけど(笑)。

インタビュー前編
ちょっとウザいのに、なぜか好きになる!? 丸山礼が主演ドラマ『ワタシってサバサバしてるから』の役づくりを語る>>

 

<ドラマ紹介>
NHK 夜ドラ 「ワタシってサバサバしてるから」

「サバサバどころか、ネバネバで根クラな“オクラ女子“」人目を気にしてしまう丸山礼の本音_img2

©NHK

2023年1月9日(月)より毎週月~木 夜10時45分(各話15分) 全20回 
【原作】 とらふぐ 江口 心 「ワタシってサバサバしてるから」 
【脚本】 福田晶平 
【音楽】 信澤宣明
【出 演】 丸山礼 トリンドル玲奈 犬飼貴丈 栗原類 /和田正人 マギー 山田真歩/栗山千明 笹野高史 “お魚さん”(ストーリーテラー) アンミカ
【制作統括】 中山ケイ子(FCC) 訓覇圭(NHK) 
【プロデューサー】 大瀬花恵(FCC) 
【演 出】 伊藤征章(FCC)

出版社に勤める網浜(丸山礼)は、「ワタシってサバサバしてるから」が口癖。
網浜は、新入りの本田(トリンドル玲奈)にライバル心を燃やし、何かとマウントを取ろうとする。ある夜、網浜は社内合コンで営業部のエース・山城(犬飼貴丈)と本田が良い雰囲気なのを目撃。負けていられないと、山城に猛烈なアプローチをかけ、網浜VS本田のバトルはヒートアップ。ついにトラブルを起こし、網浜は、人気アパレル通販会社のGOGOCITYに転職することになる。そこでは、人気インフルエンサーで社長秘書の早乙女(栗山千明)が圧倒的パワーを持ち君臨。世界的企業のCEO・ジェームズ(栗原類)や、網浜の唯一の理解者・スナックのママ(山田真歩)らも加わり、網浜の波乱の人生が幕を開ける――。


撮影/浜村達也
取材・文/浅原聡
構成/坂口彩  

関連記事
「年下男子のボディタッチにもなびかない自称サバサバ女、のはずが...?『ワタシってサバサバしてるから』」>>

「サバサバどころか、ネバネバで根クラな“オクラ女子“」人目を気にしてしまう丸山礼の本音_img3