「自分の個性が分からない」という人が、意外といます。また、個性的に見られようとして、誤った方向に進んでしまう人もいます。
個性とは何なのでしょうか。自分の個性を出すためにするといいことは何でしょうか。

 

個性とは何なのか?

「個性」の誤解...個性がない人が、個性を持つ方法_img0
 

はじめに言ってしまうと、「自分と同じ人間はいないので、誰もが個性はある」のです。双子であっても、日々の生活次第で見た目に変化が出てくるし、思考、好みだって違ってきます。
ただし、だからといって、周りから「この人は個性的だ」と思ってもらえるかどうかは、人にもよります。

他の人から「この人は個性的だ」と言ってもらうにはどうしたらいいのでしょうか? 
単に“そう言われることだけ”を目的にするならば、全身をピンクの服装にしたり、他の人がしないような変わったヘアースタイルや色にしたりするなど、「見た目を特徴的」にすれば、可能です。全身に空き缶をつけた奇抜なファッションで、カランコロンと音を鳴らしながら歩いていたら、確実に「個性的だ」と思われるでしょう(※同時に「やばい人だ」とも思われる可能性も高いですが・苦笑)。

何が言いたいのかというと、「結局、人はそんなに他人のことを見ているわけではない」ということです。その人の本質まで見ているような人は、一握りです。
だから、“分かりやすい特徴”があることで、多くの人はそれを「個性的」だと判断することが多いのです。
 

本当に個性的な人は、むしろ目立たないことも


実は、“本当に個性的な人(=個性が強い人)”は、むしろ見た目や佇まいなどは、目立たないようにしていることも少なくありません。「変わっている」と思われてしまうと面倒なので、分かりやすいところでは個性を抑えていることもあるのです。

なかには学生時代に、周りから「変わっているね」と言われたことがショックを受けた経験がある人もいるでしょう。
そういった多感な時期は、そんなことを言われてしまうと、「変わっているね=変だね」という意味に変換してしまうことが多いもの。特に、今の40、50代は、「みんなと同じであること」をいいことだという教育を受けてきていますしね。
それで、「自分は普通にしているはずなのに、なぜ自分は他の人とは違うのだろう?」と動揺し、目立たないようにしてしまうこともあるのです(人によっては、個性があるゆえに、「出る杭は打たれる」状態でいじめられた経験があり、個性を抑える傾向も)

逆に、そういったことを言われたことがない人が「個性的だ」と言われたいときは、「どうして個性的な自分でありたいのか」をきちんと考えることが大切です。それが、本当の意味で「個性的な人になる」ためにも大事なことだからです。
単に、「自分は、他の人は違うことを実感したい」「目立ちたい」ということであれば、先述したように「視覚的に特徴的なことをした」ほうが手っ取り早いです。
そうではなく、「オリジナリティがあって素敵」だと言われたくて、自分の個性を出したい場合は、少し対策は変わってきます。先述した通り、自分と同じ人間はいないので、全ての人に「個性」はありますが、それを出したからといって、「“個性的”だと思われるかどうか」は、人によって違ってきます。
「個性的」と「個性」は違います。「個性的=個性が強く、特徴的であること」であり、「個性=自分らしさ」とも言えるでしょう。ただし、無理に「個性的」だと思われるようにすると、「自分の個性(自分らしさ)」とはかけ離れてくることもあるので、あまりお勧めはしません。

まずはきちんと「個性を出せるようになる」ことは大切です。そのためにやるといいことがあります。それについては、次のページで紹介します。
 

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