今回は、実際に花を簡単に生けるコツ「3の法則」を平井さんに教わりました。まずはバケツ型で実践。
 

バケツ型を使って3の法則を実践!


① 水の量は花瓶の5分目に

花瓶半分ほどにするのが、多すぎず、少なすぎず花にとって心地よい水の量だそう。


② 花を3本用意する
同じ種類の花でもそれぞれ咲き頃を変えたものを用意することで、生けた時に違う表情が楽しめます。自然に咲いている花は、どれも咲き頃はバラバラ。凝った生け方はしなくても、外の景色を室内で表現するイメージで素敵に仕上がります。

実際に選んだ花はこちら。咲き頃が様々なものを選んでいます。


③ 茎は3本長さを変えてカット

長さを変えると高低差が出て、空間に広がりが生まれます。
切り口を斜めにすることで、吸水面積が広がり水の吸い上げが良くなります。 また、バラの茎の皮は草花に比べて厚みがあるのでハサミで削ると良いとのこと。


④ メインに飾る花を決めて生ける
花が太陽に向かって咲くように、自分が太陽になった気分で花の表情を見ながら生けることがポイントです。

今回は特別に視聴者のみなさんに向けて生けてくださいました。


⑤ 完成!

 


時間のない朝に使える時短ワザも


新しい水に替える暇のない朝には、霧吹きを使って乾燥を防ぐだけでも効果があります。霧吹きをかけるのは、花びらではなく葉っぱ。花びらと花びらの間に水滴が溜まると、花が傷みやすくなってしまうそうです。

 


福田さんも3の法則にチャレンジ!


福田さんにも実際に平井さんに教わりながら、3の法則を実践してもらいました。今回はダリア、アストランチア、ユーカリの葉の違う種類の3本を生けました。

 

3本選ぶコツは、主役の花、添えの花、みどりの葉をそれぞれ選ぶこと。

今回でいうと、ダリアが主役の花、添えの花としてアストランチア、そしてユーカリをみどりの葉として選びました。
今回使ったユーカリの葉は、ボリュームがあったため枝の途中で2つに分けて使用しました。
長さの調整は少しずつ行うのがポイントです。
重ねながら生けると、奥行きが出て立体感が生まれます。
完成です!

そして、実際にお部屋に飾ってみました! 実は何もないところに飾るよりも、本や雑貨の置いてある棚など、暮らしの中に飾ると空間に馴染んでパッと明るくなるそうです。