2019年11月10日、即位パレードで手を振られる両陛下。写真/JMPA・講談社(椎野充)

天皇陛下と雅子さまが即位されてから、4年のときが経ちました。2020年のはじめ頃からコロナウイルスが蔓延し、ご公務で外出される機会も少なくなっていた両陛下ですが、最近ではマスクのない状態でご公務に出られる場面もあり、以前のように、両陛下の笑顔を直接見ることのできる日々が戻ってきました。

4年前の即位の際には、十二単をお召しになった厳かな儀式の様子、皇后さまが涙を浮かべられた華やかなパレードの様子など、貴重な行事を見ることができました。即位から4年となる今日、今も心に残る「即位礼正殿の儀・即位パレード」を振り返ります。

 


<即位の礼(10月22日)>


5月に即位した天皇陛下を、国内外に知らせる儀式が「即位の礼」です。そのハイライトになるのが「即位礼正殿の儀」で、天皇陛下自らが即位を宣言します。

 

午前9時ごろ、皇居・宮中三殿へ拝礼される雅子さま。即位礼を行うことを、皇祖神とされる天照大神(あまてらすおおみかみ)をまつる賢所(かしこどころ)などへ報告するのです。写真/宮内庁提供

 

「即位礼正殿の儀」を終え、退出される雅子さま。「即位礼正殿の儀」は、多くの賓客が見守る中、午後1時から宮殿の正殿・松の間で行われました。写真/宮内庁提供

正装である十二単(じゅうにひとえ)。袿(うちぎ)を重ねた五衣(いつつぎぬ)の上に唐衣(からぎぬ)をつけ、腰から裳(も)をたらします。髪型は、左右の側頭部のびんを大きく膨らませた大垂髪(おすべらかし)と呼ばれるもので、手には檜扇(ひおうぎ)を持たれます。写真/宮内庁提供
こちらの十二単は、五衣(いつつぎぬ)と唐衣(からぎぬ)、裳(も)のいずれも純白で、清浄さを表すとされます。写真/宮内庁提供


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① JMPA・講談社
② 内閣府提供
③ 宮内庁提供
④〜⑧ 内閣府提供
⑨〜⑩ 宮内庁提供

 
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